こんにちは。
自分軸カウンセラー よしみです。
「毎日アファメーションを唱えているのに、現実が変わらない」そう感じたことはありませんか?
それはあなたの努力が足りないわけでも、実現不可能なわけでもありません。
実は、アファメーションが届かない最大の理由は、“言葉だけ”を使っているから。ということが考えられます。
潜在意識が受け取るのは、言葉の意味ではなく、その言葉を発した瞬間の“感情の波動”です。
つまり、同じ言葉でも「その言葉通りに感情も感じられた」ときだけ、潜在意識はそのエネルギーを現実に反映します。
そこで、今回の記事では、アファメーションを「努力」ではなく「調律」としてとらえ直し、潜在意識に届く“本当の言葉の使い方”を解説します。
Contents
アファメーションが“効かない人”が陥る落とし穴

「私は豊かです」「私は愛されています」
毎日唱えているのに、なぜか何も変わらない。
アファメーションの壁にぶつかる人の多くは、“言葉”を使っているつもりで、“感情”を使えていない場合が多いです。
潜在意識は「意味」ではなく「感情の波」を読み取ります。
だから、言葉がどんなに美しくても、感情が伴わなければ、その波は届かないのです。
この章では、アファメーションがうまくいかない理由と、潜在意識がどうやって“言葉のエネルギー”を判定しているのかを見ていきましょう。
「言葉だけ」で現実を変えようとすると逆効果になる理由
アファメーションを頑張って唱えているのに現実が変わらない。
それは、潜在意識に「今の自分はそうじゃない」という抵抗感が生まれているからです。
たとえば、「私は愛されている」と唱えても、心のどこかで「そんなわけない」と感じていたら、潜在意識はその“否定の波”を優先して現実をつくります。
なぜなら、潜在意識は“感情のリアリティ”を真実と認識するからです。
つまり、「言葉」で伝えようとしても、“感情”が「違う」と感じていれば、潜在意識はそちらを採用してしまうのです。
このズレを放置すると、アファメーションはむしろ逆効果になります。
「本当はできない」「無理してる」という感覚の方が増幅し、“叶わない波”を強化してしまうのです。
だからまず大切なのは、無理に良い言葉を使おうとしないこと。
今の自分がしっくり感じる“現実的な言葉”から始める方が、潜在意識にははるかに上手く届きます。
潜在意識に届く“言葉の波動”とは
潜在意識に届くのは、「どんな言葉を言うか」ではなく、“どんな感情の状態で言うか”です。
たとえば、同じ「ありがとう」でも
・心からの感謝で言えば、波動は“満ち足りている”
・心なく言えば、波動は“欠けている”
潜在意識は、どちらの“感じ方”で言われたかを正確に読み取ります。
それは、相手がある場合にもその通りの感覚で伝わります。
これはスピリチュアル的な話ではなく、脳科学的にも「感情優先の情報処理構造」という根拠のある話です。
私たちの脳は、言語の意味よりも先に感情を処理するように設計されており、感情が「安全」と判断したものだけを“現実の情報”として認識します。
だから、潜在意識に届く言葉には共通点があります。
それは、“感情と波が合っている”ということです。
「言葉」だけを唱えるのではなく、その言葉に“感情の電流”を通すことです。
そうして初めて、アファメーションは“波動の指令”として潜在意識に届き、現実を優しく動かし始めるのです。
“届く言葉”と“届かない言葉”の決定的な違い

「アファメーションしてるのに叶わない…」
そう感じる人ほど、“届かない言葉”を使ってしまっています。
潜在意識に届くかどうかの分かれ道は、“言葉の意味”ではなく、“その言葉を口にするときの感覚”。
この章では、アファメーションの効果を止めてしまう“届かない言葉”と、現実を動かす“届く言葉”の違いを、脳と感情の仕組みとあわせて紐解きます。
“届かない言葉”の特徴
一見ポジティブに見える言葉でも、“届かない”アファメーションには共通点があります。
❌① 現実と乖離している
たとえば、「私は完璧です」「私は億万長者です」と唱えても、心の中で「そんなわけない」と感じていれば、潜在意識は“否定の波”を受け取って現実を動かしません。
潜在意識は今感じているリアリティを優先するため、現実とあまりにかけ離れた言葉は、“ノイズ”として弾かれるのです。
❌② 義務感で唱えている
「感謝しなきゃ」「ポジティブでいなきゃ」
この“〜しなきゃ”が入る時点で、波動は“欠乏”になります。
感情が「圧」を感じる状態で発する言葉は、潜在意識にとって“安全ではない”信号になってしまうのです。
❌③ 感情が置き去りになっている
“唱える”こと自体が目的になってしまい、「感じる」ことが抜け落ちている状態。
これは、楽器を弾かずに楽譜だけ眺めて「音楽を奏でた」と思っているのと同じ。
潜在意識は“振動”がなければ動きません。
届かない言葉は、いわば電池の入っていないリモコンです。
どれだけボタンを押しても、現実は動かないのです。
“届く言葉”の特徴
一方で、“届く言葉”には温度と流れがあります。
それは、心が「うん、これなら信じられる」と感じる言葉。
✅① 感情が自然に共鳴する
「ありがとう」「よかった」「これで大丈夫」そんな言葉を口にした瞬間、呼吸が深くなったり、胸のあたりがふわっと緩む感覚があれば、それが“届く言葉”です。
潜在意識は、その“安堵の波動”をすぐに現実へ反映させます。
✅② 身体が反応する
潜在意識は思考よりも身体の反応を優先して読み取ります。
鳥肌が立つ・涙が出る・温かくなる・・・
これらのサインは、“その言葉が潜在意識に届いた”という証拠です。
✅③ 現実とズレず、“今の自分”にも馴染む
潜在意識に届く言葉は、未来を無理に描かずとも、「今この瞬間」を満たしてくれるフレーズです。
「私は、私のペースで変わっていく」「もうすでに流れに乗っている」など、心と矛盾しない“等身大の心地よさ”が鍵です。
届く言葉は、身体と心が同時に“うん”と言える言葉。
その瞬間、言葉は「情報」ではなく「波動」に変わり、潜在意識が現実を動かすスイッチが入るのです。
潜在意識に届くアファメーションのつくり方

ここまでで、「届く言葉」と「届かない言葉」の違いが少しずつお分かりいただけたでしょうか。
では実際に、“届くアファメーション”はどう作ればいいのでしょうか。
それは、心の底の本音と波動を一致させること。
潜在意識は、あなたの「本音」にだけ反応します。
だから、理想の言葉を探すより、“心地よく言える言葉”を選ぶことが最大のポイントです。
この章では、潜在意識に届くアファメーションをつくるための3つのステップを紹介します。
正しさに囚われる必要はありません。
「感じながら選ぶ」だけで、アファメーションによってあなたの内側から現実が動き始めます。
ステップ1)違和感のない言葉を選ぶ|心の底の本音を言葉にする
潜在意識に届き効果のあるアファメーションを作るステップ1は、違和感のない言葉を選びましょう。
アファメーションを作るとき、多くの人が「理想的な言葉」を探そうとします。
でも、本当に潜在意識に届くのは、理想ではなく“本音”の言葉です。
たとえば、「私は自信にあふれている!」と言いながら、胸の奥でモヤッと違和感があるなら、それは届かない言葉。
そんなときは、言葉を少しやわらげてみましょう。
「私は少しずつ自信を持てるようになってきている」
「私は、私なりのペースで前に進めている」
こう言い換えるだけで、体の反応が変わります。
息が通りやすくなったり、肩が自然に下がったり。
この“ホッとする感覚”こそ、潜在意識が“受け入れた”証です。
無理に“完璧な言葉”を選ばなくていい。
あなたの身体がYESと反応する言葉が、ベストアファメーションです。
👉違和感の正体を見抜く方法をさらに詳しくコチラで解説しています。
ステップ2)現在進行形の文体にする|“今まさに叶っている”波動に整える
ステップ2は、現在進行形の文体にしましょう。
潜在意識は「過去」や「未来」を理解しません。
常に“今”しか生きていない領域。
だからこそ、アファメーションは“現在進行形”が効果的です。
「私はいつか幸せになる」では、潜在意識は“いつか”をずっと保留にします。
でも、「私は幸せを感じながら生きている」と言えば、脳はそれを今の現実として受け取り、身体がその波動に合わせて化学反応を起こします。
たとえば
●「どんどん収入が上がり続けている」
●「理想の出会いが自然に増えている」
●「私は毎日、笑顔で穏やかな時間を過ごしている」
この“続いている感覚”が大事。
潜在意識は「継続の波」を最も安定したエネルギーとして受け取ります。
大切なのは、“結果を信じ込む”ことではなく、“その波動を今、感じる”こと。
それだけで、潜在意識は現実を“今”の波に調律し始めるのです。
ステップ3)叶ってどうなった?感情を付ける|体感を伴ったフレーズが最強
ステップ3は、叶ってどうなった?その感情を付けましょう。
アファメーションの最終仕上げは、感情を乗せること。
言葉に“感情の温度”が加わると、潜在意識は一瞬で受信します。
たとえば、
「ダイエットが上手くいき、健康で生き生きと幸せな毎日を送っています」
この一文を唱えたとき、
・軽やかに歩く自分
・鏡の前で微笑む自分
・朝の空気を吸って「気持ちいい」と感じる自分
そんなイメージと“感覚”が浮かんだなら、もう届いています。
感情を伴った言葉は、潜在意識にとって“映像データ”のようなもの。
イメージが鮮明であるほど、潜在意識はそれを再現しようと動きます。
だから、言葉を言うときは、「どんな気持ちでその現実を生きているか?」を感じながら。
感情を後づけするのではなく、最初から一緒に感じる。
それが、潜在意識に届く最強のアファメーションです。
言葉を“感覚化”すると現実が動き出す

ここまでで、潜在意識に届く言葉のつくり方がお分かりいただけたでしょうか。
でも実は、それだけではまだ片手間。
本当のアファメーション効果を発揮するには、心が「感じる」ことと同時に“感覚化”が必要なんです。
言葉は単なる情報ではなく、音と振動を持った“エネルギー”。
潜在意識はその波を感情と感覚を通して受信します。
そのためには、言葉を“波”として使うための2つの鍵として、「心の電波」と「身体の反応」に注目して、“現実が動き出す瞬間”の仕組みを紐解きます。
言葉は「心の電波」|感覚がアンテナになる
言葉を発した瞬間、あなたの身体からは目に見えない“波”が放たれています。
この波を受け取っているのが、潜在意識。
だから、言葉の周波数を整える=現実の波を整えることになるのです。
たとえば、「ありがとう」と口にしたとき、胸の奥が温かくなる感覚があれば、それは波が届いている証。
逆に、無理して「ありがとう」と言っても心が冷たければ、波は途中で止まってしまいます。
これは音叉の原理と同じです。
同じ周波数の音にしか共鳴しないように、潜在意識も“感じている波”と一致した言葉しか受け取らないのです。
だから、アファメーションは“唱える”よりも“響かせる”意識で行うこと。
声に出すときも、頭ではなく体全体から外側に響かせてみてください。
その瞬間、言葉はただの「音」から「エネルギー」に変わります。
体で響かせたその波が、現実の出来事や人の出会いとして“共鳴”を起こしていくのです。
“身体が反応する言葉”を増やす
アファメーションの効果を最大化するコツは、身体がYESと反応する言葉を集めておくこと。
潜在意識に届く言葉は、身体のどこかが温まったり、心が動いたり、深呼吸したくなったり、そんな身体的な感覚反応を伴います。
その“反応”をメモしておくことで、自分だけの「届く言葉リスト」ができあがります。
たとえば、
●「私は守られている」→体が温かく包まれる感覚
●「私は愛を受け取る準備ができている」→涙が出る
●「私は大丈夫」→肩が軽くなる
こうして、身体がYESを出す言葉を少しずつ増やしていくと、あなたの波動全体が“受信モード”に整っていきます。
やがて、言葉に頼らなくても、感覚そのものがアファメーションになる瞬間が訪れます。
それは、もう意識的に唱えなくても、その感覚を感じるだけで「私は幸せです」と発している状態になります。
「言葉に囚われなくてもいい。」というのは、そういうことです。
最終的には、“感じている自分”そのものがアファメーションなのです。
👉アファメーションの効果を高める最適な時間帯について、コチラで詳しく解説しています。
まとめ|アファメーションは“唱える技術”ではなく“感じる生き方”
今回は、アファメーションが効く理由効かない理由を挙げ、では一体何がアファメーションの効果を上げるのか? 潜在意識に届く効果のあるアファメーションの作り方3ステップを挙げ解説しました。
アファメーションとは、単に言葉で現実を変えるテクニックではありません。
本当のアファメーションは、その言葉によって“自分がどう感じるか”
それがいかにして潜在意識に届くかが重要で、口にした言葉ではなく、その言葉に乗った感情と波動によって現実をより良く変える方法です。
「私は幸せです」と無理に唱えるより、“そう感じられる瞬間”を日々の中で少しずつ増やすほうが、はるかに現実はスムーズに動きます。
言葉は、あなたの心の状態を映す鏡でもあります。
良い言葉を使おうとするより、“その言葉がしっくりと響く状態の自分”でいることも大切です。
唱えることより、感じること。
言葉を操るより、心を響かせること。
YesをYesにできる自分であること。
その瞬間、アファメーションは“努力”から“共鳴”へと変わり、あなたの現実は、静かに、でも確実に変わり始めますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます💖
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