引き寄せの法則は“波動”よりも“心の設定”がカギ?基本からの見直し

引き寄せの法則で心が整い良い波動の女性

こんにちは。
自分軸カウンセラー よしみです。

「波動を上げれば願いは叶う」

そう信じて、前向きに、ポジティブに、頑張ってきたのに、なぜか現実が変わらない。
そんなふうに感じている人は、決して少なくありません。

でも実は、叶わない原因は“波動が低いから”ではなく、「心の設定(=潜在意識に刷り込まれた前提)」がズレているからなんです。
言い換えれば、本音の感情が望みとズレているからなんです。

たとえば、「幸せになりたい」と願っていても、心の奥で「私は幸せになれない」と感じていれば、潜在意識は“幸せになれない私”の方を現実化してしまいます。

つまり、波動とはその方向へ進むエネルギーであって、本当のスタート地点は、どの方向へ進むかの心の設定を整えることが最優先なのです。

「私は今何を感じているのか」という心の本音の状態が、引き寄せのスタート地点ということです。

そこで、今回の記事では、「波動を上げても叶わない理由」から、「潜在意識を整える実践法」までをやさしく解説します。

スピリチュアルを信じてきたあなたが、“現実と心の調和が取れた生き方”に切り替えるための、新しい引き寄せの法則の教科書として、ぜひ最後まで読んでみてください。

「波動を上げれば叶う」は本当?

引き寄せの実践で波動を整えようとする女性
「波動を上げれば、願いは叶う」
スピリチュアルの世界では、もはや合言葉のように語られていますね。

確かに、気分が良い時は不思議と物事がスムーズに進む。
だから“波動を上げる”という考え方自体は、決して間違いではありません。

けれども最近、多くの人がこう感じているのではないでしょうか。

「ポジティブでいようと頑張っても、現実が変わらない。」
「“波動が低い自分”を責めてしまって苦しい。」

そう。波動だけに意識を向けすぎると、“本当の引き寄せの法則”からズレてしまうことがあるのです。

ここではまず、「波動を上げる」という考え方の背景と、なぜそれだけでは現実が動かないのかを、丁寧に見ていきましょう。

“波動を上げる”という考え方が生まれた背景

「波動」とは、もともと物理学の言葉です。

「すべてのものが振動している」という量子の性質を、心の世界に置き換えたのが“波動の法則”

私たちの感情や思考にも、それぞれ固有のエネルギー(波長)があると考えられています。
嬉しい・楽しい・安心などの感情は高い波動を放ち、怒り・不安・焦りといった感情は低い波動を生む。

だから「波動を上げれば、良い現実が引き寄せられる」という理屈は、“なるほど”と感じられるものです。

この考え方が広まった背景には、2000年代以降の「引き寄せブーム」があります。
『ザ・シークレット』などの影響で“ポジティブ思考=夢を叶える魔法”としてのスピリチュアルが流行しました。

ただ・・・
問題は、多くの人が“波動を上げること自体”を目的にしてしまったこと。

「もっと高めなきゃ」「ネガティブじゃダメ」と、波動を「管理」しようとする意識が強くなり、かえって心が緊張してしまう人が増えてしまったのです。

波動を上げても現実が動かない理由

「ちゃんと笑顔でいよう」「ポジティブでいよう」と頑張っても、現実が変わらない。
むしろ疲れてしまう。

その原因は、波動そのものではなく、“心の設定”が変わっていないことにあります。

たとえば、「私はいつも幸せ」と言葉では唱えていても、心の奥で「でも本当はうまくいってないんだよな~」と感じていたら・・・
潜在意識は後者の“本音の設定” “本音の感情”を現実化してしまいます。

潜在意識は、言葉よりも“感情”を優先して受け取る存在。
つまり、「何を考えているか」よりも「どう感じているか」がすべて、ということなのです。

どんなにポジティブな言葉を使っていても、そこに焦りや不安が混ざっていれば、その焦りや不安の波動こそが現実に反映されてしまうんです。

これはちょうど、ラジオやテレビのチューニングがわずかにズレている状態と同じ。
周波数(=感情)が合っていないのに、いくら〇チャンネル(叶っている状態)にしようと“波動を上げ”ても、音や映像(現実)はクリアに映らない。

だからこそ、引き寄せの本質は「波動を上げること」だけではなく、“潜在意識にある感情のズレ”を整えることが必須になってくるのです。

波動はその結果として自然に引き寄せが起こる状態にチューニングされていくのです。

本当の引き寄せは“心の設定”から始まる

引き寄せが上手くいくように心を整える女性
「波動を上げる」よりも先に整えるべきもの・・・
それが、“心(感情)の設定”です。

これは単なる思考パターンではなく、潜在意識の奥にある「自分はこう感じている」という無意識の前提条件です。
この“設定”こそが、あなたの現実を形づくる土台となるのです。

言葉でどんなに「うまくいく」「私は幸せ」と唱えても、心の奥に「どうせ無理」「私は報われない運命なんだ」という本音の感情が設定されてしまっていれば、潜在意識はその“信じている設定”を現実化してしまいます。

ここではまず、「心の設定」とは何か?
そしてなぜそれが“波動”よりも強力なのか?

その仕組みをひも解いていきましょう。

“心の設定”とは何か?潜在意識が握る思考と感情の前提条件

あなたの心の中には、「こうあるべき」「こうでなければ幸せになれない」という“無意識のルール” “無意識の思い込み(決めつけ)”がありませんか?

それが、あなたの現実を導く「心の設定」です。

たとえば、
「凄い結果を出さないと認められない」
「私はどうせ嫌われている」
「お金は元から恵まれた人にしか入らない」

こうした前提条件(思い込み)は、幼少期の体験や環境、そして“自分を守るための記憶”から生まれたもの。
そう思うことで、現状に折り合いをつけた、ある種、成功体験なのです。

そしてこの心の設定は、普段は全く意識していなくても、潜在意識の中でずっと“自分だけのルール”として作用し続けます。

なので、どれだけポジティブな言葉を使っても、この前提が「私はどうせうまくいかない」となっていれば、現実はその設定通り「うまくいかない」展開になっていく。
そして、実際にうまくいかないと、「ほら、思ったとおりだ」と、再び潜在意識に強く刷り込まれ、どんどんその設定が強化されていくのです。

引き寄せの法則の本質とは思考で願うことではなく、“心が信じていること”を現実として体験する仕組みです。

だからこそ、“波動”を整える前に、“どんな心の設定で生きているのか”を見つめ直すことが、すべての現実創造の出発点となるわけです。

現実を変えるのは“波動”ではなく“設定の更新”

ここで少し整理してみましょう。

波動は、いま現れている「結果の反映」です。
一方で、“心の設定”は、その結果を生み出す「見えない設計図」

設計図が完成していないと、波動ばかり高く強くなっても、何を現実化すれば良いのか分かりませんよね。
要は、何が現実化してしまうか分からない、ということです。

もし、不安が強い状態でいるなら、不安の波動が強くなり、それが設計図だと判断され、ますます不安を感じる現実を生むことになる。
だから波動を変えようとするより、まず設計図=“心の設定“を整えることが大切なんです。

なのに、無理にポジティブな波動を上げようとすると、まるで壊れたプログラムの上に新しいアプリを入れようとすることになるので、一体、何が現実化するか分からない。
不測の事態を招くことになりかねないのです。

なので、大切なのは、まず“設定”というOSそのものを正常な状態に更新すること。
設定を変えるとは、「本当に望む感情」を優しく書き換えることです。

「私は頑張らなくても愛されていい」
「私は安心して豊かさを受け取っていい」
「私は選ばれていい存在だ」

このように“本当に望む自分を前提にした設定”に整えると、潜在意識はそれを新しい現実として採用し始めます。

そして、設定が変われば自然と波動(=感情の周波数)も変わり、行動や選択、チャンスや出会う人まで変わっていくのです。

このように、波動は結果であり、心の設定は原因。

現実を変えたいなら、まず「何を信じどう感じているか」を変えることから。
それが、本当の意味での“引き寄せのスタートライン”です。

👉“いい気分”に無理をしすぎていませんか? 逆転の叶え方はコチラで解説しています。

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潜在意識にある“心の設定”の見つけ方

引き寄せが上手くいくよう心を見つめなおしている女性
前の章でお伝えしたように、
現実を作っているのは“心の設定”
つまり、潜在意識にある前提条件です。

でも、この設定は無意識の中にあるため、自分ではなかなか気づけないのが厄介なところ。

「どうしていつも同じパターンを繰り返すんだろう?」
「頑張っても結果が変わらないのは、何か見えない力のせい?」

そう感じるときこそ、あなたの“心の設定”が何かを教えてくれているサインです。

ここでは、あなたの潜在意識に眠る「設定」を見つけるためのヒントと、その“見抜き方”をお伝えしていきます。

「いつも同じパターンになる」のは設定のサイン

「いつも同じような人に振り回される」
「あと一歩でチャンスを逃す」
「お金が入っても、なぜかすぐに出ていく」

そんな“繰り返される現実”には、必ず共通のテーマがあります。

それは偶然ではなく、潜在意識が持つ“前提条件”が繰り返し浮上しているパターンなんです。

たとえば、子どもの頃に「人に迷惑をかけてはいけない」と強く教えられた人は、大人になっても「助けを求めるのは悪いこと」と信じてしまう。
すると、誰かに頼る場面でも無意識に我慢してしまい、「辛くても孤独で頑張る自分」という現実を引き寄せ続けます。

これは、“悪い引き寄せ”ではなく、潜在意識が「新しい設定に変えた方がいいよ」と教えてくれているのです。

現実は、あなたの心の設定を映し出す鏡。
何度も同じ嫌な出来事が起きるのは、潜在意識が「もうこの設定、手放した方がいいよ」と伝えているサインなのです。

自分の“前提”を知る3つの質問ワーク

では、どうすればその設定を見つけられるのでしょうか?

ここでは、よしみ式の「3つの質問ワーク」を紹介します。
ノートに書いても、心の中で問いかけても構いませんよ。

なぜそれを欲しいと思っているのか?

願いの“動機”を見つめてみましょう。
たとえば、「お金が欲しい」なら、「安心したい」「認められたい」「自由を感じたい」など、“本当の感情の目的”が隠れています。

なので、その感情がどんな不足・不満から来ているのか、それとも純粋な望みから来ているのかを観察しましょう。

それが叶ったら、どんな気持ちになる?

「嬉しい」「ほっとする」「安心する」
この感情こそ、あなたが心から今求めている“波”です。

まだ現実になっていなくても、この“感情の先取り”が潜在意識を整える第一歩になります。
心がその感覚を「もう知っている」と思えば、現実も同じ波を探し始めるのです。

それを手にした自分を、本気で信じられる?

ここが一番の核心です。
もし「うーん…信じたいけど、どこかで無理だと思ってる」と感じるなら、それがあなたの“前提”の正体

潜在意識は、「信じている世界」を現実化するプログラムです。
叶えたい願いよりも、「信じている設定」が優先されるのです。

この3つの質問に正解はありません。
大切なのは、自分の内側の声に“素直に耳を傾ける”こと。

心の奥にある言葉をジャッジせず、「そう思ってたんだね」と前提を受け止めるだけで、潜在意識は少しずつ新しい設定を受け入れ始めます。

“心の設定”を整える3つのステップ

引き寄せのため波動を良くするために潜在意識を書き換えている女性
「自分の心の設定に気づいたけど、どうやって整えればいいの?」

ここからが、引き寄せの本番です。

設定を変えるとは、新しい考え方を無理に覚え込むことではなく、“古い信じ込み”を優しくゆるめていくこと。
潜在意識は、強引な説得やコントロールでは動きません。
むしろ、心がゆるむことで、“自然に上書き”されていきます。

ここでは、「心の設定」を整えるための3つのステップを紹介します。
どれも特別な道具もいらず、今日からできる簡単な方法です。

ステップ1)ネガティブ感情を否定せず「観察する」

まず、ステップ1は、ネガティブ感情を否定せず「観察する」

引き寄せを学んでいる人ほど、「ネガティブな気分は波動を下げる」と思いがちです。

でも、ネガティブな感情は敵ではありません。
感情はあなたの潜在意識から届く“大切なメッセージ”です。

たとえば、焦り・不安・怒りといった感情が出てくるとき、潜在意識はこう伝えています。
「あなたの本音と、望む方向がズレていますよ」

だから、ネガティブを押し込めるのではなく、「今、私は何をどう感じているんだろう?」とそのままを観察してみてください。

感情は、ただ見てあげるだけで静かになります。
まるで「辛い気持ちに気づいてもらえた子ども」が安心するように、潜在意識はあなたの理解を待っているのです。

観察のコツは、評価をしないこと。
「ダメだな」「また落ち込んでる」ではなく、「あ、今は少し疲れてるんだな」「そう思うほど頑張ってるんだね」と、感情に寄り添ってあげましょう。

それだけで、心の設定の“抵抗”がゆるみ始めます。

ステップ2)新しい望む方向を感じながら心の設定をする

ステップ2は、新しい望む方向を感じながら心の設定をすることです。

心の設定は、「考え」よりも「感覚」で書き換わります。

たとえば、「私は愛される存在だ」と頭で何度唱えても、心が「そんな気がしない」と不一致を感じていれば、潜在意識は受け取りません。

逆に、たった一瞬でも“その心地良さの感覚を味わう”ことができれば、潜在意識は「これが新しい望みの設定なんだ」と認識します。

だからこそ、言葉に“感情”をのせることが大切なのです。

「私は愛される存在だ」そう言った瞬間に、胸の奥が少し温かくなる。
温かさが広がっている感覚。
その“温かさ”が、書き換えのスイッチとなります。

おすすめは、朝起きた直後と寝る前。
この時間は潜在意識がもっとも柔らかく、「新しい設定」を刷り込みやすいゴールデンタイム

朝:「今日も私は安心して過ごせる」

夜:「今日もよく頑張った。ありがとう」

この2つを1日2回、静かに感じながら唱えるだけで、“安心と自己信頼”という新しい設定が根づいていき、その設定が現実化されていきます。

ステップ3)無理に現実を変えようとせず、“心の設定を整える練習”を続ける

ステップ3は、無理に現実を変えようとせず、心の設定を整える練習を続けることです。

「設定を変えたのに、現実が変わらない」
そんなときは焦らなくて大丈夫。

現実は、潜在意識の変化を少し遅れて反映する鏡です。

たとえば、新しい設定をインストールしても、古いプログラム(思考の癖)が一時的に顔を出すことがあります。
それはエラーではなく、書き換えが進んでいる証拠

「また戻っちゃった」と焦り落ち込むのではなく、「あ、まだこの設定が残ってたんだね」と優しく受け止めてください。

潜在意識は“繰り返し”と“安心”が大好き。
「また同じネガティブ思考がおしゃべりしているな」と気づくたびに、新しい設定を感じる練習を続けていくうちに、古い設定は自然に上書きされていきます。

そして、ある日ふと気づくでしょう。

「そういえば最近、無理しなくても物事が上手く流れてるな」
「前より安心して毎日を過ごせてる」

それが、“整った設定”で、新たな引き寄せが始まったサインです。

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まとめ

今回は、引き寄せの法則が「波動を上げても叶わない理由」を挙げた上で、引き寄せの基本となる「潜在意識を整える実践方法」を解説しました。

「波動を上げる」ことは、決して間違いではありません。

けれども、本当の引き寄せは“波動を操作すること”ではなく、その波を生み出す“心の設定”を整えることから始まります。

潜在意識に刷り込まれた「どうせ無理」「頑張らなきゃ」という前提条件を、「私は大丈夫」「自然体でいい」と安心した感情に沿って書き換えるだけで、現実の流れは驚くほど穏やかに変わっていきます。

あなたが整うと、周りもあなたに合わせて整い、現実が動き始めるのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます💖

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