こんにちは。
自分軸カウンセラー よしみです。
特に問題が起こっているわけでもないのに何となく不安になったり、楽しい時間のはずが「このままこんな良い状態が続くのかな?」と心配のような感情がでてきたり…
そんな経験はありませんか?
誰にでもあることとはいえ、こうしたネガティブな感情が頻繁に湧いてくると、心が疲れてしまいますよね。
実は、この「ネガティブな気持ち」は脳の仕組みと深く関係しています。
そして、この仕組みをちょっと知るだけで、自分の思考をぐっと前向きに変えることができるんです。
今回の記事では、なぜ人はネガティブな感情を持つのか、その根本原因を解き明かし、日常に役立つネガティブな気持ちが消えるシンプルなテクニックをお伝えします。
まさに、ネガティブな気持ちを一瞬で変える魔法とも言える方法です。
この記事を読み終える頃には、きっと今よりも気持ちが軽くなり、「なんだ、これならできそう!」と希望を感じられるはずです。
それでは、さっそく始めていきましょう!
Contents
ネガティブな気持ちが起こる原因
ネガティブな気持ちは突然やってくるように思えますが、実はその背後には明確な原因があるんです。
「自分の心が弱いからこんな感情が湧くんだ」と責めてしまう人もいるかもしれませんが、そうではありません。
そんなことをすれば、益々ネガティブな気持ちは増幅してしまいます。
そこでまずは、なぜネガティブな気持ちが生まれるのか?を理解することから始めましょう。
原因を知るだけでも、少し気持ちが楽になりますよ。
なぜネガティブな気持ちになるのか?
実は、ネガティブな感情は、私たちの生存本能から起こっているのです。
脳が命を守るために、自然に働いている機能なのです。
人類は元々、危険をいち早く察知して身を守るために「不安」や「恐れ」という感情を持つようになりました。
そのおかげで、天敵から逃れたり、命の危機を回避したりすることができたのです。
なので、今日まで人類は滅ぶことなく存続してきているのです。
ですが、現代の私たちは、獣に追われるような危険は滅多にありません。
それでも脳は、昔からの人類の名残りとして、「何か問題が起きるかも」と警告を発し続けているのです。
だから、特に問題がないときでも、自然と不安になったりネガティブな気持ちになる本能を持った生き物なのです。
ネガティブ思考が起こる脳の仕組み
そして、脳は「危険(リスク)を優先して考える」ようにできています。
これは、私たちの脳の「扁桃体(へんとうたい)」という部分が関与しています。
扁桃体は、恐怖や不安といった感情を司る場所で、少しでも危険を察知すると、即座に「注意!」と指令を出します。
さらに、この扁桃体は過去の失敗や嫌な経験をしっかり記憶に刻みます。
なので、この記憶が「また同じような嫌なことが起きたらどうしよう」と浮上することで、似たような状況を避けるよう促すのです。
しかし、これが過剰反応になると、不必要な場面でも不安やネガティブな気持ちを引き起こすことになるのです。
ネガティブ思考のメカニズム
このように、ネガティブな思考は、私たちの頭の中で無意識のうちに繰り返されることが多いのです。
この章では、ネガティブな感情がどのように形成され、私たちの生活にどのような影響を与えるのかについて掘り下げていきます。
自分の思考のクセを知ることで、ネガティブな気持ちから抜け出すヒントが見つかるはずです。
ストレスとネガティブ感情
「なんだかイライラする」「何もしていないのに疲れる」…そんな時は、大抵の場合、ストレスが原因となっていることが多いです。
ストレスは脳に直接影響を与え、ネガティブな感情を引き起こします。
ストレスを感じると、脳はコルチゾールと呼ばれるホルモンを分泌します。
このホルモンは一時的に体を活性化させる役割を果たしますが、分泌が続くと、扁桃体の働きが活発化し、不安や恐怖をより強く感じやすくしてしまうのです。
たとえば、職場でのトラブルがあった日の夜、無意識に「明日もまた失敗したらどうしよう」と気持ちが囚われてネガティブになってしまうのは、このメカニズムによるものです。
ここで重要なのは、ストレスそのものよりも、それにどう向き合うかです。
ストレスを感じた時、ストレスに飲み込まれず、「こうすればいいんだ」と自分なりの対処法を見つけることが、ネガティブな気持ちから抜け出す第一歩となります。
日常生活でのネガティブ思考の例
ネガティブ思考というものは、日常のささいな出来事から始まることがあります。
たとえば、こんな経験はありませんか?
●「上司の機嫌が悪い。私のせい?」
本当は上司は、全く別のことで機嫌が悪かっただけかもしれないし、単なる疲れかもしれませんが、それを自分の行動が原因ではないかと考えすぎてしまう。
●「友達からの返信が遅い。期待した返事ではなかった。嫌われたのかも…」
相手が忙しいだけ、何か別のことに気が取られているだけなのに、自分の存在を否定された気がして落ち込む。
●「今日は何もうまくいかない日だ」
一つの失敗をきっかけに、すべてが悪い方向に思えてしまう。
こうした思考が積み重なると、「自分はダメだ」という自己否定まっしぐらに意識が向き、ますますネガティブな感情が強まります。
でも、ここで覚えておきたいのは、これらは「思考のクセ」であり、事実ではないかもしれないということ。
なのに、自分が「そうかもしれない」といつも強く思ってしまうクセによるものです。
私たちの脳は、こうやって「自分の考えが正しい」と習慣的に同じパターンで繰り返してしまいます。
けれど、ご安心下さい。
そのパターンを変えることは可能です。
ネガティブな気持ちが消える心理的テクニック
ネガティブな気持ちを消すのは、実は「気付き」と「ちょっとした習慣」で可能なんです。
心理学的には、思考のクセを見直すことが大切とされています。
たとえば、ネガティブな感情が湧いたとき、「この気持ちは本当に現実を反映しているのだろうか?」と自問してみるだけでも変化が起こります。
多くの場合、それはただの思い込みや習慣的な思考癖であり、必ずしも事実ではありません。
さらに、感情や本音を書き出してみるのも効果的です。
「私が今、腹が立つ気持ちは、実は思い通りに〇〇〇〇にならない事に焦りを感じている」と具体的に表現することで、頭の中でモヤモヤしていた気持ちが整理され、気分が軽くなります。
すると、「じゃあ、私がこうすれば良いのかも?」と冷静に対処法に気づけることもあります。
このようなシンプルな心理テクニックを取り入れることで、日常の中で感じるネガティブな気持ちに振り回されることが少なくなりますよ!
要は、脳は、ほんの少し意識の向きを変えるだけで、簡単に思考や感情も変わるように出来ているってことなのです。
ネガティブな気持ちが消える魔法のテクニック
ネガティブな気持ちは、放っておくと大きくなりがちですが、日々の中で実践できるちょっとした方法を使えば、その気持ちを和らげたり、前向きに変えることができます。
この章では、簡単に取り入れられる、ネガティブな気持ちが消える魔法のような4つのテクニックをご紹介します。
テクニック1)ネガティブな思考癖(独り言)に気付く
まず1つ目のテクニックは、ネガティブな思考癖に気付くことです。
つい、どんなネガティブな独り言をつぶやいているのかに気づくことです。
実は、そのネガティブな思考癖は、自分が自分に無意識にかけている「呪い言葉」なのです。
たとえば、「どうせ失敗する」「私には無理だ」といった癖のような自己否定的な言葉が、それに当たります。
鏡を見る度に、「あ~あ、また老けちゃったわ」なんて繰り返しつぶやいていませんか?
仕事への道中で、ある看板を見ると、決まって、「あ~、また仕事で嫌な事が起こるかも。嫌だ嫌だ。」なんてため息をつくことが習慣なっていませんか?
このように、自分が無意識に、繰り返し思考しているネガティブな事。
この「呪い言葉」にまず気付きましょう。
その思考が良い悪いと深刻になる必要はありません。
ただ、繰り返し呟いている「呪い言葉」に気付く。
自分のネガティブな思考パターンに気付きましょう。
このように単に思考の癖に気づくことで、ネガティブな感情にまで発展するのを防げます。
テクニック2)ネガティブを疑う
2つ目のテクニックは、ネガティブを疑うということです。
テクニック1で、自分のネガティブな思考癖に気付けたら、「本当にそうなの?」「上手くいったことだってあるはず」「自分が勝手にそうだと決めつけているだけじゃないの?」疑ってみましょう。
ネガティブな感情は、決して悪いものではありません。
先ほどもお話しした通り、危険や同じ失敗を回避するための脳の防御反応でもあります。
なのに、「ネガティブ思考=悪」だと決めつけていませんか?
不安や心配は、私たちに「もっと準備をしよう」「大事なことを見直そう」といったサインでもあります。
なので、ネガティブを即「悪」だと反応せず、淡々と思考癖だと受け止めて疑いをかけることで、ネガティブまっしぐらに進む意識を止めます。
あるいは、ネガティブ以外の方向に向きを変えます。
そして、ネガティブを疑った時に、決して、即正しい答えを見つけようとする必要はありません。
単に疑いの言葉を掛けるだけでオッケーです。
脳は、勝手に、ネガティブ以外の方向に向きを変え、最適な答えを見つけ出そうを働き始めますから、信頼して答えを待っていれば良いのです。
テクニック3)意識の向きを変える
3つ目のテクニックは、意識の向きを変えることです。
テクニック2で、ネガティブな思考に疑いをかけることで、意識の向きは変わり始めます。
そしてさらに意識の向きをネガティブから離すために、「じゃあ、どうなると嬉しいの?」と問い掛けましょう。
「どうなると、気持ちがスッキリするの?」「本当はどうしたいの?」など問いかけるだけでオッケーです。
そこで強引に答えを見つけ出そうとすると、また、ゴチャゴチャと思考がなだれ込んできます。
すぐに答えを見つけようとしなくても、脳というのは、一度質問を投げかけておくと、絶妙なタイミングで「あ!なるほど」と思えることを拾ったり、閃きを与えてくれます。
なので、単に「じゃあ、どうなると嬉しい?」と問い掛けたら、放置!
これが、どんどんネガティブな思考癖から離れていく魔法のようなテクニックになります。
テクニック4)ネガティブな思考癖に気付く度に直す
最後に大切なテクニックは、ネガティブな思考癖(独り言)に気付く度に直すことです。
要は、思考の軌道修正を繰り返し行うことです。
ネガティブを「どうして?」「なぜ?」と、感情のままに悪く悪く深掘りするのではなく、テクニック1~3を、ネガティブな思考癖「呪い言葉」が発動していると気付く度に繰り返すことです。
一度で完璧にネガティブが解消されなくても、とにかくこの順序を繰り返すことを続けていれば、少しずつネガティブな思考が弱まってくることに気付けるはずです。
自分に優しく、まるで、お箸の持ち方を何度も正すように取り組んでみて下さいね。
ネガティブな気持ちが消える超簡単方法
これまでの章では、ネガティブな気持ちを和らげるための基本的な心理的テクニックを紹介してきました。
最後の章では、さらにユニークで実践的な方法をいくつかご紹介します。
実際に試してみて、自分に合ったネガティブな気持ちを消す方法を取り入れてみましょう。
ロケットメソッド
ロケットメソッドとは、ネガティブな感情を「ロケットに乗せて、遥かかなた宇宙に飛ばす」という、イメージを駆使した簡単な方法です。
①ネガティブな気持ちが湧いたとき、まずその感情を頭の中で言葉にします。
たとえば、「私は〇〇〇〇で不安だ」と具体的に言葉にします。
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②しっかりとその感情を味わった後、「もうこの感情は、自分の気分を良くするものではない。」自分にとって不要な感情だと感じられたら、その感情をまるでロケットに乗せ、見えない遥か遠くへ飛ばしてしまうイメージをします。
まるで、バスケットボールを遠くにパスするように。
↓
③そして、そのボールがキラキラピカピカと浄化されて戻ってくるのをイメージして、しっかり受け取り、再び自分の胸に押し戻してやりましょう。
これは一見面倒な方法に感じるかもしれませんが、ネガティブをありありと視覚的にイメージすることで感情の重さを軽くする効果があります。
なので、繰り返しやることで、心がふっと軽くなるのを感じるはずです。
このふっと軽くなる感情の変化を一度味合うことができれば、次からは、「この感情、い~らない!」と、まるで手に付いた水滴を飛ばすように、両手をパッパッと振るだけで、ネガティブが吹き飛ぶようになりますよ。
電球の付け替え法
次に、電球の付け替え法です。
①これは、ネガティブな思考を「球切れ寸前の電球」のようにイメージしましょう。
↓
②その電球をキュッキュッと外し、床に叩きつけて粉々に割るのをイメージしましょう。
↓
③そして、新品のピカピカの電球に付け替える。
このピカピカの電球によって、「どんな感情になりたいのか?」を感じながらその明るい光に照らされる自分を感じましょう。
明るい電球の光を存分に浴びることで、一気に心の中の雰囲気が変わります。
ネガティブな気持ちに支配されていると感じたら、「今の電球を明るいものに付け替える」と想像してみてください。
その際、自分を励ますようなポジティブな言葉を心の中で唱えるとさらに効果が高まります。
「私はもう大丈夫」「私はどんどん軽やかに爽快な状態になる」といった言葉を意識的に選びましょう。
ホ・オポノポノ
ホ・オポノポノは、ハワイに伝わる癒しのメソッドで、「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」という4つの言葉を唱えるだけで、ネガティブな思考や感情が浄化され、気持ちが落ち着くとされています。
これらの言葉は、自分の心を浄化し、ネガティブなエネルギーから自分を守ってくれる効果があります。
何か不安な気持ちで仕事に行く道中や、人と会う事に緊張している時、心配事で感情が落ち着かない時など、気持ちを切り替えたいときに、静かにこれらの言葉を繰り返し呟いてみてください。
この言葉を唱えたからといって、ポジティブになろうとする必要はありません。
ネガティブな感情が浄化されるのです。
この方法は、特にネガティブでなくても、日常に取り入れ習慣化できるようになると、たった4つの言葉を繰り返しブツブツと唱えるだけで、自然と心が軽くなるのを感じられるでしょう。
その状態を維持できるようになりますよ。
まとめ
今回は、なぜ人はネガティブな感情を持つのか、その根本原因を解き明かし、日常に役立つシンプルなネガティブな気持ちが消える方法をお伝えしました。
ネガティブな気持ちは誰にでも湧き起こるものですが、その正体を理解し、向き合うことで確実に心を軽くすることができます。
脳の仕組みやストレスとの関係を知り、自分の思考癖を見直し、適切な心理的テクニックを取り入れることで、ネガティブな感情を手放すことができます。
その他にも、ロケットメソッドや電球の付け替え法、ホ・オポノポノなどの簡単な実践方法を通じて、気持ちを切り替える感覚を磨いていきましょう。
焦らず少しずつで構いません。
むしろ、少しずつゆっくりの方が、確実に身につきます。
自分に優しく、ネガティブな思考癖から徐々に離れることが、ネガティブ思考に後戻りしない最大のコツです。
今回お伝えした方法の中で、少しでも心が癒され、笑顔になれたら、大正解です!
その方法をぜひぜひ続けてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます💖