こんにちは。
自分軸カウンセラー よしみです。
「本当の自分はこうじゃなかったのに・・・」 「自分はこんな人生になるために頑張ってきたんじゃないのに・・・」と 決して不幸ではないけれど、理想とは違った人生や思い通りにならない生活に、心の葛藤を抱えてはいませんか?
何か人生に躓いたり行き詰った時、もがけばもがくほど、
・自分らしく生きている気がしない
・何をやっても楽しく感じない
・これから先、どう生きればいいのか分からない
・本当の自分が分からない
というような、自分を見失ってしまう事ってありませんか?
独りで、そんな鬱々とした気持ちや悩みを抱えているのは辛いですよね。
本来の自分に戻って、自分らしくイキイキと充実した毎日を取り戻したいですよね。
じゃあ、自分を見失ってしまった時、どうすれば本来の自分に戻ることができるのでしょうか?
それにはまず、本来の自分を取り戻す前に、どうして自分を見失ってしまうような事になるのか?
原因を明らかにしておく必要があります。
なぜなら、人生に躓くこと、行き詰る事は、人間ならだれしも経験します。
大小、様々、何回だってあります。
ただ、その時に、サッと割り切れたり、切り換えられる自分でいた方が、自分を見失って、わけが分からないといった負の連鎖に巻き込まれずに済むからです。
その上に原因が分からないままでいると、 同じような行き詰まりを繰り返したり、そこで無理に頑張れば頑張るほど空回りして、ますます自分がどう生きればいいのか分からなくなってしまうからです。
なので、今回は、まず、自分を見失ってしまう原因をいくつか明らかにした上で、 本来の自分に戻る方法をお伝えしようと思います。
Contents
自分を見失ってしまう原因の種
自分を見失うとは、本来の自分らしさが自分でも分からなくなってしまう事です。
その原因が、ハッキリとした出来事があっての心理的ストレスや身体的疲労だと分かっていれば、自分でも対処方法が分かると思います。
しかし、日頃から自分でも気付かない、自分を見失ってしまう原因の種がジワジワと積み重なってしまうと、許容範囲を超えた途端、病気になってしまったり、思いがけない問題が起こったり・・・と表面化してくる。
「自分は一生懸命やっているのに、なんで~?」ってことになります。
原因も分からなければ対処方法も分からない。
まさに、自分を見失った状態になってしまいます。
そんな知らず知らずのうちに、自分を見失ってしまう原因となる種をいくつか挙げてみましょう。
原因の種1)素直な感情を抑えることが癖になっている事
まず、1つ目の原因の種は、素直な感情を抑えることが癖になっている事です。
これは、インナーチャイルドにも大きく起因しているのですが・・・
子どもの頃から、何かのキッカケで、「我慢しなくちゃいけない」「自分は感情を出してはいけない」と、自分に暗示を掛けてしまって、それが種となって、なんでもネガティブな思考や感情で物事を捉える事が癖になってしまう。
自己否定や自分を追い詰めるような考え方を積み重ねてしまうんです。
この事が、どんどん本当に自分が何を感じ、どうしたいのか?という本音までも曇らせてしまって、 無意識に自分らしくない選択や行動に出てしまう。
自分としては、違和感を感じていても、「嫌だ」と言えず、状況に流されてしまうことになる。
だから、やっぱり自分の望まない結果になったり、思いもよらない被害を被ったり・・・と、どんどん自分の望む道から外れ、自分はどうすれば良いのか分からないという状況を生みます。
原因の種2)周りに依存している事
2つ目の原因の種は、周りに依存している事です。
言い換えると、自分の決断や行動の全てを周りや生活環境のせいにする、他人軸な生き方です。
これは、一見、周りの意見を尊重して上手くいくようにみえますが、
「自分はこれをしたい」「こんなことに時間とお金を使いたい」と本音を持っていても、
実際それをする事によって、家族に迷惑を掛けたくない。
余計な詮索をされたくない。
小言を言われたくない。
揉めたくない。
そうなるくらいなら、自分の本意ではなくても、人からの指示や誰かが敷いてくれたレールに乗った方が、自分で責任を負う必要がなく、安心安全で無難な道を進める。
という、自分の本当の気持ちを抑え込んだ他人軸の考え方です。
親がこう望んでいるから・・・
主人がこういう事を嫌がるから・・・
子育てにまだ手が掛かるから・・・
ご近所の手前・・・
家族の事情に合わさないといけないから・・・
という事を、無意識に「自分が思い通りに出来ない言い訳」にしていると、その通りの人生になります。
思い通りに上手く行かなかったり、苦痛を感じたり、続かなかったり・・・と、茨の道を歩むことになります。
それに加え、まるでシンデレラのように、自ら不幸・悲劇の主人公を演じる人生になります。
原因の種3)自分を人と比較する事
3つ目の原因の種は、自分を人と比較する事です。
「隣の芝生は青く見える」という言葉にもあるように、他人の方が良く見える、自分の方が劣っているなど、常に他人と自分を比較して、勝手に勝ち負け、優劣を意識していては、心身共に疲弊します。
上には上が無限にある。
目の前のほんのわずかな所を比較したところで、落ち込むだけで、役には立ちません。
あと、過去の栄光と今の自分を比較して、「あの頃は良かったよな~」とすがっても、益々今の自分の不甲斐なさに意識を注ぐだけになります。
「どうせ頑張っても、この程度」と、未来に期待すら持てなくなると、自分がこの先何を目指してどう生きればよいのか分からなくなってしまいます。
原因の種4)思い付いたことを行動に起こさない事
4つ目の原因の種は、思い付いたことを行動に起こさない事です。
思い付いたことを行動に起こすよりも、頭の中で「難しいかも」「無駄になるかも」と勝手な結果予想や損得を計って、結局行動をしないという事です。
新しい行動をしないと、当然、変化は訪れません。
人間は、本来、「飽きる」という性質を持っています。
なので、新しい行動のない現状維持だと、つまらない面白くない世界に居続けることになります。
すると、「自分は一体なんのために生まれてきたんだろう?」という迷宮入りをしてしまいます。
原因の種5)自分の作ったルールに縛られている事
5つ目の原因の種は、自分の作ったルールに縛られている事です。
わりと完璧主義の人に多いのですが、「こうしなくちゃいけない」「こうでなくてはならない」「これはしてはいけない」など、「これが正しい」と勝手に決めた自分のルールに縛られている事です。
「主婦だから」「親だから」「〇〇歳だから」「常識だから」と勝手に自分を枠に当てはめてしまう。
あるいは、必要以上に求められた自分を演じようとしたり、期待に応えようとする。
それが評価されるといいのですが、ただの骨折り損になると、たちまちガックリきてしまう。
良い自分を見せようとし続けると、本当の自分を人に見せることに自信がなくなったり、怖くなってしまう。
だから、延々と、自分ではない仮面をかぶって無理をすることになるので、自分らしく生きられないことに、息切れすることになります。
いかがでしょうか?
あなたにも、自分を見失ってしまう原因の種がありましたか?
本来の自分に戻る方法

本来の自分戻るというのは、心身にこびり付いた余計なものを取り外して、自然体、ありのままの自分にオッケーを出せるようになること。
そんな自分も心地良く感じられるようになる事です。
よく、「本来の自分に戻る」ということを、「なりたい自分になる」ことと、ごちゃまぜにしてしまう人がいますが、「本来の自分に戻る」という事は、実にシンプルでフラットな自分になる事。
一方、理想の自分や目標に向け、必要な知識や技術・経験を肉付けしていく作業が「なりたい自分になる」という事です。
なので、本来の自分に戻るということは、何者かになろうとすることではなく、自分には不要な重荷を削いで何にも縛られず、「この私で良いんだ!」と心から実感できるような自分らしい生き方ではないでしょうか?
子どもの頃、親に叱られても、楽しくて日が暮れるまで目一杯遊んでいたあの頃の自分のように、 自由に軽やかに、将来に不安も感じず毎日を楽しめる自分、周りがなんと言おうと何かに夢中になれていた自分。
それが本来の自分の姿ではないでしょうか?
その1)自分の欲求を素直に認めよう
本来の自分に戻る方法その1は、自分の欲求を素直に認めることです。
人間には元来、6つの欲求が備わっていると言われています。
・安心安全でいたい欲求
・多様性を味わいたい欲求
・自己重要感を感じたい欲求
・愛し愛されたい欲求
・成長したい欲求
・役に立ちたい欲求
なので、無理をしたくない、飽きてしまう、褒められたい、認められたい、特別だと思われたい、凄いと思われたいと望んで当たり前なのです!
「あ、今、自分は格好つけたがっているんだ」「凄いって思われたがっているんだ」と素直に自分が認めちゃえばいいんです。
そう思う事を悪いとか恥だと思う必要もなければ、イチイチ人に知られる必要もありません。
そんな自分が湧き出てくるのを否定せず、素直に認めちゃえば、なぜか心がスッと穏やかになり、結果はどうでも良くなりますよ。
そして、なぜか自然体で自分を発揮することが出来るようになります。
その2)自分の短所を認める
本来の自分に戻る方法その2は、自分の短所を認める事です。
これは、先ほどの「自分の欲求を認める」という事と似ています。
短所や欠点を悪いモノ、弱点と決めつけず、ありのままの自分を淡々と観察し「こんな自分もある」と受け入れる事です。
人は、自分の短所や欠点を「人から嫌われるかも」「自分を否定されるかも」と恐怖に感じているので、否定はしても、なかなか容認する事ができません。
なので、逆に人から指摘されると「いいえ、私は違います」と、欠点や苦手を隠そうと無理な自分を演じる事になってしまいます。
これでは、欠点を直したいと思っても、直すことも出来ませんし、 むしろ、自分は弱い人間と自らレッテルを貼ったり、コンプレックスに感じて悩んでしまう事になってしまいます。
人は、プラスとマイナスがそろってこそ完全です。
自らの欠点も知り認めている人ほど強いと思いますよ。
その3)思い付いたら即行動
本来の自分に戻る方法その3は、思い付いたら即行動。
ぜひ、これに挑戦してみましょう。
即行動といっても、仕事中なら出来ないことだってあると思います。
なので、全て出来なくていいので、せめてその日のうちに一部分だけでも取り掛かってみる。
パソコンで調べるでもいいし、誰かに問い合わせるでもいい。
とにかく、思いついたことは、一旦行動してみることです。
何事もやってみなくちゃ分からないものですよ。
新しい道を切り拓くには、新しい行動しかありません。
「何がどうなる」という結果だけでなく、動く事によって、「誰と出会い」「どんな情報が入るか」という事にこそ、素晴らしい結果に繋がるチャンスが待っています。
新しい自分、自分を喜ばせてくれる素晴らしいモノに巡り会えるかもしれません。
ネガティブな自分ばかりに意識を注ぐよりも、新しい自分の引き出しを増やしておいた方が、彩りのある人生を楽しめますよね。
その4)上手く行かない時は降参、撤退も大事
本来の自分に戻る方法その4は、上手くいかない時は降参!撤退も大事ということです。
人は、何かをやり始めたら、途中で諦めてはいけない、投げ出してはいけない、と神話のように刻まれています。
でも、やってもやっても、頑張っても頑張っても、要所要所で良い事が起こらない、
むしろ、障害だらけと感じるのなら、それは、「その方向、その道、そのやり方は間違っている」というサインです。
「押してもダメなら引いてみな」という言葉もある通り、方向ややり方を変えたら、いともあっさり上手くいく事があります。
自分が出来ない事を、いともあっさり助けてくれる人が現れる事だってあります。
なので、自分の納得がいくまで頑張ってみても、一向にご褒美的な喜べることが起こらないのなら、思い切って人に任せてみたり、撤退も大事です。
それが何も、自分の実力ではないので。
方向や道が違っているだけです。
その5)応援や良い流れを受け取る
本来の自分に戻る方法その5は、応援や良い流れを受け取るということです。
先ほどの話にも出てきましたが、自分にどうしても出来ない事、独りでは時間や手間がかかり過ぎる事は、どんどん応援を受け取りましょう。
人の都合に配慮せず頼むということではなく、人が、「手伝いましょうか?」と手を差し伸べてきてくれたら、有難く受け取るという事です。
あるいは、少しでも楽な方法があるのならば、その方法を堂々を採用すればいいのです。
以前、ある知人が仲間と、ある国家資格に挑戦していました。
かなり難しい試験で、長年挑戦し続けていました。
そんな中、朗報が入り、大学院で授業を受けて単位を取れば、試験免除になると。
その情報に、仲間のみんなは飛びつきました。
けれど、その知人だけは、「そんな方法で資格を取るなんて卑怯者のすることだ」と一人地道に試験を受け続ける道を選びました。
さて、それから10年経った今。
その仲間たちは、みんな資格を活かして士業を営んでいます。
一方知人は、資格取得の挑戦を諦め、職を転々としている状態です。
どちらが幸せかは分かりません。
けれど、本当に望んでいるモノが楽に手に入るチャンスが巡ってきたのなら、それも自分が運んできた幸運です。
「こうでなきゃいけない」という自分のルールに縛られず、他力に任せることも、本来の自分を活かすべきところで活かせるチャンスなんですよ。
まとめ
今回は、知らず知らずのうちに自分を見失ってしまう原因となる種をいくつか挙げた上で、 本来の自分に戻る方法をお伝えしました。
本来の自分に戻る事ができると、頑張ろうと力まなくても、無理に周りに合わそうとしなくても、自分らしく自然体で居るだけで、なぜかいろんな事が上手くいくようになります。
「今までの生き辛さは一体なんだったんだ?」と不思議に思うくらい、まさにトントン拍子で思っている方向へ現実が動いていきます。
だから、毎日が楽しくなり、「これこそが私なんだ!」と実感できるようになれますよ。
本来の自分で居ることは、とっても心地が良い感覚なので、分かるはずですよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます💖