こんにちは。
自分軸カウンセラー よしみです。
「あと一歩なのに、なぜか叶わない…」
「やる気はあるのに、結局いつも同じところで止まってしまう…」
そんなとき、多くの方は “行動力” や “やる気” の問題だと考えがちですが、本当は違います。
鍵を握っているのは、“思考の癖（パターン）” です。
思考には、無意識で繰り返している“お決まりのルート”があり、それがそのまま潜在意識の回路になって、結果として現実の流れまで作り出しています。
願いが叶う人は、この“思考の癖”を自然と味方にする生き方をしています。
一方で、叶わない人は、無意識の思考パターンがブレーキになって中途半端に終わることが多いんです。
そこで、今回の記事では、
願いが叶う人の思考の癖
潜在意識に影響する“思考→感情→行動→結果”の仕組み
潜在意識ごと変わるマインドセット
思考を整える具体的なコツ
無意識にやりがちなNGパターン
を、深く・優しく・腑に落ちる形で解説していきます。
読み終える頃には、あなた本来の軽さと流れが取り戻されているかもしれませんよ。
Contents
願いを叶える人はどう“思考の癖”が違うのか？
思考の癖とは、無意識に選び続けている“考え方のパターン”のこと。
思考の1つひとつは小さいけれど、繰り返し積み重なると潜在意識を大きく動かし、そのまま未来の流れまで決めてしまいます。
そこで、まずは、「願いが叶う人の思考の癖」と「叶わない人の思考の癖」。
この差を分かりやすく見ていきましょう。
思考の癖＝潜在意識を動かすスイッチ
潜在意識は、思考の“量”ではなく “質” を拾います。
たとえば、
「私にはできるかも」「なんとかなる気がする」「軽く動けそう」
こうした“前向きで軽やかな思考”は、潜在意識のスイッチをオンにし、行動と未来の流れを自然に後押ししてくれます。
逆に、「失敗したらどうしよう」「どうせ私なんて」「またうまくいかない気がする」
こうした“重い思考”は、潜在意識にブレーキを踏ませてしまう。
思考は単なる考えごとではなく、潜在意識のモードを決める大切なスイッチなんです。
願いを叶える人の思考パターンとは
願望がスムーズに叶う人の思考は、驚くほどシンプルです。
共通しているのは・・・
・できる前提で考える
・小さな可能性を拾う
・失敗より成長を見る
・“今自分が動けること”に意識が向いている
・理屈より感覚（しっくり感）を信頼している
・思考が未来や過去よりも“今”に向いている
そして何より、“自分の感覚にマッチした思考”を選び続けていること。
これが潜在意識に安心を与え、現実を動かしやすくする大きな理由です。
「叶わない人」が無意識でやってしまうNG癖
叶わない人が陥りやすいパターン。
これもとても共通しています。
・不安を“事実”だと誤解してしまう
・できない前提で未来を見てしまう
・思考が重い方向に引っ張られる
・小さく進むより、大きく完璧にを求める
・良い未来より“最悪の未来”を想像しがち
・変化が怖くて、思考が今必要なところに戻ってこない
どれも無意識でやってしまうことですが、この癖がついていると、潜在意識は常に不安を感じるたびに、「今は動かないほうが安全」と判断して行動さえもストップさせてしまいます。
つまり、願いが叶うかどうかの分岐点は “思考の癖” にある、と言えますね。
💞願いが叶う“脳の黄金ルール”を以下の記事で詳しく解説👇
思考の癖が潜在意識に与える影響
思考は“ただの考えごと”ではありません。
それは、潜在意識に指示を出すスイッチのようなもの。
思考 → 感情 → 行動 → 結果
という流れの起点にあるのが「思考の癖」です。
ここを理解すると、なぜ“同じ状況でも人によって結果が変わるのか”がストンと腑に落ちると思います。
思考 → 感情 → 行動 → 結果のループ
願望実現はいつも、この順番で動いています。
① 思考
「できるかも」「無理かもしれない」この“最初の言葉”が未来の方向を決める。
② 感情
思考に反応して安心・不安・軽さ・重さが生まれる。
③ 行動
感情に沿う形で、動ける・動けない・選べる・選べないが変わる。
④ 結果
行動の積み重ね、感情のエネルギーが、現実として形になる。
このループの起点である “思考の癖” が変わると、全体の流れが一気に変わるのです。
要は、何に意識を向けるかです。
思考が変わる → 感情が変わる → 行動が変わる → 現実が変わる
さらには、現実が変われば→未来が変わる
このように、未来は、まず“思考の質”から流れが決まっていきます。
無意識の思考が“現実の選択”を決める
私たちが1日にする思考する７万回前後のうち、95％は、無意識の“自動思考”。
要は、ほとんどが意識的な思考ではなく、無意識のパターンだということです。
朝起きて考えること。通勤電車の中で考えること。お昼休みに考えること。などなど、多少の違いはあるにせよ、自動的に同じ思考をなぞっていることの方が多いのです。
この自動思考が、「できそう」「なんとかなる」「やってみよう」といった“軽さ”に寄っている人は、自然とチャンスに気づきやすくなります。
逆に、「やっぱり不安」「また失敗しそう」「きっと迷惑をかける」という“重さ”の自動思考が強い人は、選択肢そのものが見えづらくなります。
このように、無意識の思考癖が、その人の「現実の見え方」を決めているのです。
だから、“思考の癖”が違うだけで、同じ状況でも選択や結果がまったく違う方向になるのです。
思考の癖が未来のルートを変えてしまう仕組み
潜在意識は、「繰り返し考え感じること」を“重要情報”として扱います。
つまり
よく不安になる人は“不安のルート”をつくり、
楽観視する人は“スムーズなルート”
よく未来を思い描く人は“実現ルート”
すぐ諦める人は“停滞ルート”
を選んでしまうように脳の回路が自動化されてしまうのです。
これが“思考の癖が現実だけでなく未来もつくる”という本質。
脳は、あなたが繰り返す思考を「正解のルート」だと勘違いする。
そして、それを自動化させ、無意識にもそのルートを選ばせるのです。
だからこそ、これから、“どんな思考を自分に繰り返させるのか”が、これからの現実創造の分岐点になるのです。
願いを叶える人が自然と持っているマインドセット
願いが叶う人には、共通して流れている“思考の空気感”があります。
それは強がりでもポジティブ思考でもなく、もっと静かで、もっと自然なもの。
“自分を信頼する前提が整っている思考の癖”と言い換えてもいいかもしれません。
ここでは、願望実現がスムーズに進む人が無意識に持っているマインドセットをひとつずつ丁寧に解説しようと思います。
“できる前提”で物事を見て考える
叶う人は、何かを始めるときに、“できるかできないか”ではなく、もう出来ることはわかっているので、“じゃあ、どうやったらできるか？” で考える傾向があります。
まず可能性を見る
目的地への小さな入口を探す
自分にできる部分に目を向ける
難しさより工夫に意識を向ける
これが潜在意識に“できる前提の未来”をインストールし、動きやすい現実を作り出します。
自分の中の“YES”を本当の“YES”にする前提で考えるのです。
このように、「できる前提」思考は、未来の扉を静かに開きます。
不安より“軽さ”を優先する
叶う人は、思考ではなく “身体で感じる軽さ” を基準にしています。
気がラク
呼吸が深くリラックス
少しワクワクする
心がひらく感覚
やってみたい気持ちがふわっと出る
こうした“軽さのサイン”を優先的に選ぶ人は、潜在意識が自然と動きやすい。
もちろん行動も苦痛を伴わない。
逆に、不安・重さ・緊張を感じる方向を選ぶと、当たり前ですが、潜在意識はブレーキをかけてしまいます。
思考で迷うときほど、思い切って、感覚的に「軽さ」で選ぶと流れが開きますよ。
失敗ではなく“データ集め”と捉える
願望実現が早い人は、 失敗を“悪いこと”とか、“最悪”として扱いません。
むしろ、
どこが違ったのか感覚のズレに気付けた
今の自分の位置が見えた
新しい選択肢に気づけた
という “データ集め”として扱います。
このマインドセットがあると、
行動が止まらない
続けることが苦しくない
変化のスピードが早い
というメリットが自然と生まれます。
失敗＝成長のためのデータ。
この視点があるだけで、本当に軽く進めるようになります。
違和感を“成長の合図”として扱う
スムーズに願いを叶える人ほど、「違和感」を悪いものとして見ません。
むしろ違和感は、正しい方向への軌道修正のサインだったり、物事が変わる前兆だったり、自分自身がアップデートされている証拠だと受け止めます。
今の自分の器が広がろうとしているサインという受け止め方です。
だから、“怖いからやめる”ではなく、“変化の合図だな”と受け取る。
これができると、変化の時期でもどっしりと構えられ、むしろ、変化がどんな未来へつながるのかワクワクさえします。
この受け止め方の変化が、潜在意識の書き換えを一気に進めます。
違和感は“止める理由”ではなく“変化・進化のサイン”です。
思考の癖を変え、潜在意識ごと書き換える方法
思考の癖は、“変えよう！” と力づくで変わるものではありません。
むしろ、やわらかく、丁寧に、選び直すことで、潜在意識そのものが無理なく書き換わっていきます。
ここでは、思考の癖を整え、望む未来に向かう感覚を取り戻すための具体的な4つの方法を紹介します。
どれも今日からすぐ実践できる、優しい方法ですよ。
方法１）思考は“止める”のではなく“選び直す”
まず、１つ目の方法は、思考は“止める”のではなく“選び直す”
不安やネガティブな思考が浮かんだとき、「こんなこと考えちゃダメだ」と止めようとすると逆に強くなります。
ここで大切なのは、浮かんだ思考を、一度受け止めてみて、否定をするのではなく、もっと最適な考えを “選び直す” こと。
たとえば、
「どうせ私なんて…」と考えて憂鬱になるなら・・・
→ 「でも、今できる一歩はなに？」
「失敗したらどうしよう」と不安になるなら・・・
→ 「とりあえず一歩進んで考えよう」
「またうまくいかない気がする」と悪い予感に飲まれたら・・・
→ 「どういう形なら出来そう？」
このように、思考は、いきなり“否定”したり“消す対象”ではなく、“選び直せる選択肢” です。
もし、この考え方に切り替わった瞬間、潜在意識の緊張がほどけ、現実が動きやすくなりますよ。
方法２）思考より身体感覚（快・軽さ）を信頼する
２つ目の方法は、思考より身体感覚を信頼しましょう。
思考はあくまでもこれまでの経験や過去のデータに基づくものです。
でも、身体感覚は“今感じている真実”です。
その事実を信頼してみましょう。
心がふわっとする
呼吸が深くなる
身体が前に出る
気がラクになる
こうした “快”のサイン は、潜在意識が未来へ向かう準備ができたときに現れます。
逆に、
ザワザワ
重い
緊張
苦しい
こうした身体の反応は“今は違うよ”という合図。
なので、思考が迷ったとき、身体がすでに答えを知っているので、こういった自分の身体感覚を信頼して、選択・行動を決めるようにしてみましょう。
未来に向かって動くときは、思考より身体の声を優先すると流れが整いますよ。
方法３）毎日の“微差”を大切にする
３つ目の方法は、毎日の“微差”を大切にしましょう。
思考の癖は、ちょっとずつの変化の積み重ねでしか変わりません。
なので、これまでとは違う、
1つ前向きな言葉を選ぶ
小さな成功体験を作る
少しだけ軽い行動を取ってみる
1分だけ静かな時間を作る
これらはとても小さな行為ですが、潜在意識にとっては、“新しい思考回路を強化する大切な材料” になります。
このような微差の積み重ねは、いつか確実に“大差”になりますよ。
未来を変えるのは“大きな決断”ではなく“日々の微差”の積み重ねです。
方法４）ネガティブ思考が出た時の対処法をやっておく
４つ目の方法は、ネガティブ思考が出たときの対処法を日ごろから試しておきましょう。
ネガティブな思考は、悪者ではありません。
むしろ、“変化の手前に必ず出る揺れ”のようなもの。
ただし、その揺れに飲まれる必要はありません。
対処法はシンプルです。
① 「いま不安なんだな」と気づく
→ 抵抗が抜けて、すぐに静まる。
② 体の内側を意識して深い呼吸を3回だけする
→ 意識が“今目の前のこと、自分”に戻る。
③ 軽く意識の方向を1ミリだけずらす
→ 潜在意識が未来モードに切り替わる。
この③については、もう少し詳しく説明すると、自分に「どうすれば不安じゃなくなる？」「どうなると安心に戻れる？」と問いかけることで、思考の向きが不安よりも、不安でない方に向きます。
これが、方向を１ミリずらす方法です。
ポイントは、否定でもなく、無理なポジティブ変換でもなく、ただ今違和感を感じている思考に気づいて、思考の向きをちょっと変えてみる。
このように、軽く整えるだけで十分だということ。
ネガティブが出るということは、“変わろうとしている証拠”ですから、そのたびに静かに整えればいいのです。責める必要もない。
そうやって、丁寧に変化を積み重ねることで、思考の癖は自然と楽に願いを叶える前提へと書き換わっていきますから。
💞マイナス感情の裏にある“本音”を見抜く方法は下の記事をご参考に👇
まとめ｜“思考の癖”が未来のストーリーを静かに書き換える
今回は、願いが叶う人と、あと一歩で叶わない人の“思考の差”について解説をしました。
そして、叶えられる思考癖に潜在意識ごと変える方法をお伝えしました。
未来を動かすのは、特別な才能でも、圧倒的な努力でもありません。
“日々、どんな思考を選んでいるか”ただそれだけで、未来のルートは静かに変わります。
潜在意識にも“新しい思考回路”をインストールすることになり、現実の流れをやさしく書き換えていきます。
思考の癖は、一気に変える必要はありません。
日々、あ！と古い思考に気づくたびに “選び直す” だけで十分です。
その静かな選び直しが積み重なったとき、気づけば現実や未来が驚くほど自然に、望む方向へと動き出しますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます💖
💞潜在意識の仕組みを根本から理解を深めたい方は、下の記事をご参考に👇
