こんにちは。
自分軸カウンセラー よしみです。
「本当の自分で生きる」と聞くと、なんだか難しいことのように感じませんか?
日々、仕事や家庭、友人関係の中で他人の期待に応えようと頑張るあまり、自分の本当の気持ちを押し込めてしまうことって、意外と多いものです。
「自分らしく生きたい!」と思う反面、「そもそも本当の自分って何だろう?」と戸惑ったり、「どうしたら本当の自分を見つけられるんだろう?」と悩んだりしていませんか?
そこで今回は、そんなあなたが抱えるモヤモヤの原因を紐解き、少しずつ本当の自分らしい生き方を取り戻すための解決策をお伝えします。
これを読めば、きっと心が軽くなり、今日からできる小さな一歩が見つかるはずです。
最後まで一緒に進んでいきましょう!
Contents
他人に振り回される原因
「どうして私はいつも他人に振り回されてしまうんだろう?」
ふとそう思ったことはありませんか?
ついつい自分のことは横に置いて、周りの人からの要求や期待に応えることばかり優先してしまい、いざ自分のこととなると本当の自分や本音が分からなくなることってありますよね。
まずこの章では、なぜ私たちが他人に振り回されてしまうのか、その原因を紐解いていきます。
自分の思考や行動パターンを見直すための大切な第一歩になるでしょう。
社会的期待と心理的影響
私たちは小さい頃から、「こうあるべき」という社会的なルールや価値観を教え込まれてきました。学校では「みんなと仲良くしましょう」「みんなと同じように行動しましょう」、仕事では「チームのために貢献しましょう」など、周りと調和することが大切だと教えられてきましたよね。
もちろん、それ自体は悪いことではありません。
でも、その期待やルールに応えようとするあまり、「自分は本当はこうしたい」「これは嫌い」といった本当の気持ちを、大人になった今でも後回しにしていませんか?
実は、この「社会的期待」「規範」に縛られることで、自分らしさを見失うことが多いのです。
たとえば、誰かに誘われたり頼まれると断れなかったり、周りの目を気にして自分の意見を言えなかったり、本当にしたいことを我慢したり。
これらは、「こうすべき」「こう思われたらどうしよう」という無意識の思い込みが原因となっています。
自己犠牲:なぜ自分を後回しにするのか?
「他の人を優先してしまう」という行動は、優しさや思いやりの表れでもありますよね。
ただ、それが過剰になり、「自分は我慢すればいい」という考え方が定着してしまうと、自己犠牲の悪循環が生まれてしまいます。
自己犠牲の背景には、「自分さえ我慢すれば物事がうまくいく」という、ある種の成功体験が思い込みを作り、我慢に我慢を重ねることが当たり前になってしまいます。
それが当たり前の思考パターンや行動パターンになってしまうと、何か少し思い通りにいかないことが起こると、「私はこれでいいんだろうか?」「本当に私はどうしたいのだろう?」と疑問や葛藤を抱えるようになり、本当の自分を見失うことになります。
本当の自分を見失うインナーチャイルドによる原因
他人に振り回される原因の次は、「なぜ本当の自分を見失ってしまうのか」をさらに深く掘り下げてみましょう。
そのカギとなるのが「インナーチャイルド」です。
インナーチャイルドとは、幼い頃に受けた教育や経験・感情によって心の奥に思い込みとして残っているものです。
実は、子どもの頃の環境や親との関係を通しての思い込みが、大人になってからも自分の思考や行動に大きく影響を与えているんです。
この章では、インナーチャイルドがどのように「本当の自分」を見失わせてしまうのかを詳しく見ていきましょう。
親からの期待と過干渉
子どもの頃、親から「あなたならできる」「こうしなさい」「こうじゃなきゃダメ」といった期待や指示を与えられたことはありませんか?
これ自体は、「あなたのために!」という親の愛情の表れでもあります。
ただ、その期待が過剰だったり、なにもかも干渉されていたりすると、自分の意思や選択よりも「親の期待や指示に応えること」が優先されるようになってしまいます。
こうした環境で育つと、自然と「自分がどう感じているか」よりも、「他人がどう思うか」を基準に考え行動するクセがついてしまうのです。
相手が喜ぶように、機嫌を害さないように・・・と周りの意見や顔色ばかりが気になる。
その結果、大人になって「本当の自分の望みは何だろう?」「私は何のために生きているんだろう?」と自分探しの迷子になってしまうことがあります。
親が我慢強い人だった
次に、幼い頃、自由に生きていたはずだったのに、大人になって急に自分らしさを見失うパターンもあります。
それは、親自身が「我慢すること」を美徳とするタイプだった場合です。
「自分さえ我慢すれば家族がうまくいく」という親自身の行動や価値観が、知らず知らずのうちに子どもにも引き継がれ、その影響が大人になって浮上します。
親を見て子は育ちますから。
「三つ子の魂百まで」ってやつですね。
その結果、「自分の気持ちは後回しにするのが当たり前」という思い込みができあがってしまいます。
そして、大人になってからも、「自分を優先していい」という考え方が出来なくなってしまうのです。
「自分のやりたいようにして良い」という許可が、不安と怖さで自分に出せなくなってしまう。
葛藤しつつも、むしろ、我慢している方が無難で安心というパターンを定着させてしまうのです。
平均点以上であることを望まれた幼少期
さらに、「普通」という言葉に縛られている人は少なくありません。
学校生活や部活動で、みんなと同じように行動することや、「いい結果を出すこと」を求められていた人も多いのではないでしょうか?
「早くやりなさい」「ちゃんとしなさい」「もっと頑張りなさい」「失敗しちゃダメ」といった言葉を受けて育つと、自然と自分本来のペースが崩れ、「自分の価値=良い結果を出さなくてはならない」と脳に刷り込まれてしまいます。
この考え方は、大人になっても「もっと努力しないと、人から認めてもらえない」「人よりも良い結果を出さなくては価値がない」というプレッシャーを生み出します。
そして、いつの間にか自分の気持ちよりも、周りからの評価を優先するようになってしまいます。
すると、本当の自分に嘘をついて生き辛くなったり、無理に無理を重ね心も体も疲弊して、自分の人生を楽しめなくなってしまいます。
そして、「何のために自分は生きているんだろう?」という迷宮に入り込んでしまうのです。
本当の自分で生きるための5つの解決策
ここまでの内容では、他人に振り回され「本当の自分」を見失ってしまう様々な原因についてお話しをしてきました。
では次に、「どうやって本当の自分で生きるか」という解決策に進んでいきましょう。
この章では、他人に振り回されることなく、心から「自分らしく生きている」と感じられる自分を作るための具体的な方法を5つご紹介します。
一つひとつを日常で意識して取り入れれば、必ず「これこそが私だ!」と自分の内側から自信が湧き出てきて、本来の自分を取り戻せるようになりますよ。
解決策1)自己暗示を緩める
まず、本当の自分で生きるための1つ目の解決策は、自己暗示を緩めることです。
これまでの人生で、「~するべき」「~しなければならない」「普通は・・・」といった思い込みが、自分を縛っていることに気付いていますか?
これらの思い込みは、自分の閃きや可能性・行動に制限を与えているんですよ。
なぜなら、これらの思い込みは自己を洗脳する自己暗示だからです。
この自己暗示は、知らず知らずのうちに自分自身を不自由にしてしまっています。
まずはその暗示を緩めることから始めましょう。
<具体的な方法>
●自己暗示を疑ってみる
無意識に「こうしなきゃダメ」と呟いている独り言を、「本当にそうなの?」「絶対にそれが正しいの?」と疑いをかけてみましょう。
意外と「別にそうじゃなくても良いよね」「絶対、今じゃなくても良いよね」と心が緩む感覚を感じられます。
●「~しなければならない」を「~したい」に変える
たとえば、「完璧に仕事を仕上げなくてはならない」を「こうなるといいよね」「こうしたいよね」と置き換えてみてください。
自分を縛る言葉を緩める言葉に変えるだけでも心が軽くなります。
●ポジティブな自己暗示を取り入れる
朝起きたときや寝る前に、「私は今日も自分が楽に感じるままでいいんだよ」と自分に優しい言葉をかけてみてください。
繰り返すことで心がリセットされ、自己暗示による頑なな思考を緩ませることができます。
解決策2)自己犠牲のパターンを断ち切る
2つ目の解決策は、自己犠牲のパターンを断ち切ることです。
「人のために」「家族のために」と思うあまり、自分を犠牲にしてしまう癖があるなら、それを見直すことが必要です。
自己犠牲は一見美徳のように思えますが、続けることで自分のエネルギーが枯渇し、結果的に他人を支える力も失ってしまいます。
周りはそんな自己犠牲を求めているわけではありません。
自分が「そうしなきゃいけない」と思い込んでいるだけです。
<具体的な方法>
●断る練習をする
小さな場面からでいいので、「今は無理です」と断る練習をしてみましょう。
たとえば、頼まれたことに対して「また今度でもいいですか」と言うだけでも自己犠牲の癖を緩める第一歩になります。
実際にやってみると分かりますが、案外、自分の意見はすんなりと通るものですよ。
●自分の優先順位を書き出す
自分が本当に大切にしたいものは何か、やりたいことは何かを明確にしておくことで、他人の期待に急いで応える必要がない場面に気づけるようになります。
漠然と「いつかやろう」と思うだけではなく、自分がやりたいこと、自分のためになることなどを明確に書き出しておくことで、「人の期待にもちゃんと応えるけれど、先に自分のために書き出したことを1つでもやっておこう」というふうに、サッと自分のための行動を優先して取りかかることができます。
これを意識してやっていくうちに、人からの余計な要求が入ってこなくなりますよ。
人からアレコレ頼まれてばかりいるのなら、そんな隙を自分が周りに与えているからです。
自分のためにしたいことを思うだけで、実際にはやろうとしていないからです。
解決策3)本当の自分の望みを知る
3つ目の解決策は、本当の自分の望みを知ることです。
「本当の自分って何だろう?」と思い悩むのであれば、「自分が本当に望んでいること」を見つけると良いです。
ただ、それを見つけるには、漠然と思うだけでなく、明確に書き出しておくと良いでしょう。
<具体的な方法>
●「好き」「嫌い」を書き出す
紙やノートに、自分が好きなこと、嫌いなことをリストアップしてみてください。
どんなに小さなことでも構いません。
この作業を繰り返すうちに、「本当に自分が求めているもの」が見えてくるはずです。
●日常で「何に良い気分を感じたか」に意識を向ける
たとえば、食事や散歩中に「この瞬間、私がどう感じているか」を考える習慣をつけてみるのも良いですよ。
そして、「私は、これをしている時、気分が良いんだな」と感じることをいっぱい見つけていきましょう。
これにより、自分の感情と向き合う力が育ち、他人に振り回されず自分のやりたいことを優先できる自分になっていけますよ。
解決策4)自己実現を妨げない
4つ目の解決策は、自己実現を妨げないことが大事です。
本当の自分で生きるためには、自己実現を妨げる要因をどんどん取り除いていきましょう。
それには、自分で自分を否定する思考や、他人からの評価を気にしすぎる癖に気づくことから始めましょう。
<具体的な方法>
●ネガティブな思考を紙に書き出す
自分に対する不安や否定的な思いをノートに書き出し、それを冷静に見つめ直すことで、無駄な思い込みを手放す手助けになります。
これまでの人生で、本当に全てが否定的な出来事ばかりではないはずです。
自分の記憶の中で、良くなかった出来事だけが強調されているに過ぎません。
必ず、良い事もあったはずだと気付きましょう。
●「他人の評価は当てにならない」と心に決める
他人の意見はあくまで一つの視点にすぎません。
相手の都合の良い基準による判断でしかありません。
世の中の全人類が同じ意見ではないはずなのです。
なので、ただ目の前の人の意見や評価に振り回される必要はないわけです。
他人からの評価は、「それが絶対に正しいわけじゃない」「この意見が全てではない」「結局は他人の評価は当てにならない」という見方を心に決めましょう。
解決策5)日常の些細な自己欲求に応える
最後に、本当の自分で生きるための5つ目の解決策は、日常の些細な自己欲求に応えることです。
本当の自分を取り戻すためにも、日々の小さな自分の欲求や願いを大切にすることが大事です。
トイレに行きたければ、すぐ行く。
喉が渇いたなら、本当に飲みたいものを自分に与えるなど、些細なことと思うかもしれませんが、自分で自分の欲求に応え、自分を満たす行動が「私自身をもっと大切にしよう」「自分を優先しても大丈夫」という感覚を育てます。
<具体的な方法>
●小さな喜びを優先する
たとえば、「今日はお気に入りのカフェに行ってみよう」「好きな香りのアロマを焚いてみよう」など、日常の中で自分が心地よいと感じることを意識的に選んでみましょう。
●「NO」と言う勇気を持つ
他人の予定や要求をすべて受け入れるのではなく、自分の時間やエネルギーを守る!
そのために、時には「NO」と言えることを大切にしましょう。
「NO」というのは、相手を否定するのでもなく、ワガママでもなんでもありません。
言い方に配慮するだけで良いはずです。
「ごめんなさい。今日は都合が悪いんです。ぜひまた今度」で良いわけですから。
自分のどうしても望んでいる欲を引っ込めてまで、相手の要求に応える必要のあることは、そうそうありませんよ。
まとめ
今回は、「本当の自分で生きる」には、他人に振り回される原因を理解し、自分で自分を縛る思い込みや自己犠牲のパターンを手放すことが必要ですよ、というお話しをしました。
そのために、インナーチャイルドの影響を癒し、自分の本当の望みを見つけ、小さな行動から自分を大切にする習慣を身につける5つの解決策をご紹介しました。
これらの解決策の実践を通じて、他人に振り回されることなく、心から自分らしい生き方を楽しみながら解放された人生を歩むことができるようになりますよ。
自分探しの迷宮に陥ってしまうことのないよう、ぜひ5つの解決策を実践してみて下さいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます💖