思考を現実化させる実践検証|司令塔は“感情”だった

引き寄せの法則で思考は現実化するのか?

こんにちは。
自分軸カウンセラー よしみです。

「思考は現実化する」と言われて久しいですが、実際には「考えても現実が動かない」と感じている人が多いのではないでしょうか。

頭ではポジティブに考えているのに、なぜか同じような問題が繰り返されたり、努力しても結果が出なかったり——。

それは、あなたの思考が間違っているのではなく、“司令塔を間違っている”からです。

現実を動かす力を握っているのは、“感情”そして“感覚”です。
潜在意識は「言葉」よりも「感じ方」を受け取り、その波動をもとに、現実というスクリーンに映像を投影しています。

つまり、「どう考えるか」よりも「どう感じているか」が、現実を動かすスイッチなのです。

そこで、今回の記事では、「思考」「感情」「感覚」「潜在意識」が連動する仕組み科学とスピリチュアルの両面から検証しながら、思考を現実化させるための実践的アプローチを解説します。

「思考は現実化する」はなぜ誤解されやすいのか?

引き寄せは本当に思考が現実化するものなのか
「思考は現実化する」
という言葉は、私たちに“希望”を与えてくれる一方で、
「考えた通りにならない」と悩む人を増やしてしまうこともあります。

その誤解の根本には、“思考だけで現実を動かせる”という勘違いがあります。

思考は確かに大切なナビゲーション。
でも、車を走らせるエンジンが“感情”“感覚”であることを忘れてはいけません。

この章では、なぜ「考えても叶わない」ことが起こるのか。
そして、感情と感覚がいかに潜在意識の司令塔として働いているのかを、体験レベルで理解していきましょう。

「考えれば叶う」では現実が動かない理由

「こうなりたい」と頭で何度思っても、心の奥で“ムリかも”と感じていたら、現実はその“ムリかも”のほうに反応します。

なぜなら、潜在意識は「思考」ではなく「感情と感覚」を指令として受け取るからです。

たとえば、お金が欲しい」と考えながら、「足りない」「焦る」という感情が強ければ、潜在意識は“不足”のエネルギーを現実化します。

逆に、「今あるもので満足」「なんか楽しい」と感じているとき、潜在意識は“満ちている”というエネルギーを現実に映し出します。

このとき働いているのが、脳のRAS(網様体賦活系)という仕組み。
私たちが感じているものと一致する情報だけを選び取るフィルターです。

つまり、“感じている周波数”が、現実というスクリーンに投影されているのです。

思考は、あくまでも、望む方向を決める地図のようなもの。
しかし、どんなに完璧な地図を持っていても、ガソリン(=感情と感覚のエネルギー)がなければ、車は動きません。
だから、現実を動かす鍵は「思考の正確さ」ではなく、その思考を、どんな“感覚”で感じているか

“考える”ことと“感じる”ことを一致させる。
ここに、現実化が起こる最初のポイントがあります。

思考は“地図”、感情と感覚は“エンジン”

思考は、私たちの人生の方向性を定める“ナビゲーション”
「こう生きたい」「こう在りたい」という意図を明確にするために必要なツールです。

しかし、いくら方向を決めても、そこへ向かう“エネルギー”がなければ動けません。
そのエネルギーを生み出すのが、感情感覚です。

感情は、心の温度。
感覚は、身体で感じる微細な波。

たとえば、「新しい仕事をしたい」と思っても、心がワクワクしていなければ行動にはつながりません。

反対に、頭では「不安だな」と思っていても、身体の奥で“やってみたい”と疼くような感覚があれば、自然と動き出します。

つまり、感情と感覚は、あなたの潜在意識のナビゲーター。
思考が目的地を指し示し、感情がエンジンをかけ、感覚がハンドルを握る。

だから、うまくいかないときは、「考えが間違っている」のではなく、「感じ方が目的地とズレている」だけ。

思考だけで現実を変えようとするのは、地図をただ眺めながらアクセルを踏まずに「動け」と言っているようなものです。

現実を動かすためには、まず感情と感覚のエンジンを温めること。
思考はそのあとから、自然に“調和した方向”へと導かれていきます。

感情と感覚が“潜在意識の司令塔”である理由

引き寄せは感情と感覚によって起こる
「ポジティブな言葉を使えば、現実が変わる」

そんな話を聞いたことがあるかもしれません。

けれど、同じ言葉でも“誰が・どんな感覚で使うか”によって、放たれる波動はまったく違います。

「愛しています」と言っても、心が満たされている人の“愛”と、孤独を埋めたい人の“愛”では、感覚もエネルギーの質もまるで違うのです。

潜在意識が受け取っているのは「言葉の意味」ではなく、その言葉に込められた“感じ方”“身体の反応”
つまり、現実を動かす本当の司令塔は、“感情”“感覚”なのです。

潜在意識は「言葉」ではなく「感情と感覚」を読み取る

潜在意識の領域では、言葉は“後からつけられたラベル”にすぎません。

本来、脳は言語よりも先に身体の反応をキャッチして動いています。

たとえば、「幸せになりたい」と言葉にしても、同時に「今は幸せじゃない」と感じていれば、潜在意識はその“足りない波”を現実化します。

逆に、「もう大丈夫」「なんとかなる」と思えた瞬間、胸の奥がふっと緩み、呼吸が深くなる。
その“感覚”こそが、潜在意識に「安全だ」「進んでいい」という信号を送るのです。

つまり、潜在意識が反応しているのは“意味”ではなく“感情から放たれる波動”
言葉の意味などより先に、身体が反応している周波数なのです。

だから、同じ「ありがとう」でも、心から感じている時と、義務的に言っている時とでは、現実がまるで違って見える。
それは、受け取る側にも伝わってくるものですよね。

なので、言葉が現実を変えるのではなく、その言葉を発するときの感じ方”が現実を変える。
これが「思考は現実化する」真実なのです。

感情が現実化の“指令信号”を出す仕組み

潜在意識が「感情の司令塔」を中心に動くのは、脳が“感情の信号”を最優先で処理する構造を持っているからです。

感情が一定方向に安定すると、脳内のRAS(網様体賦活系)が作動し、その感情に一致する情報や出来事を自動的に拾い始めます。

たとえば、「幸せだなぁ」と感じている人は、自然と“幸せな出来事”に目が行き、「不安だ」と感じている人は、無意識に“不安の根拠”を探し始めます。

さらに、このとき心と身体の感覚が“快”で整うと、副交感神経が優位になり、脳は「安心して行動していい」と判断します。

その結果、

✅ 偶然のような出会いやチャンス(シンクロ)が増え
✅ 直感が冴え、行動が自然に噛み合い始める

これが、「感情→潜在意識→現実」の連動の仕組みです。

つまり、思考は命令書ではなく“設計図”。

それを実際に動かすのは、感情が発する“エネルギー信号”であり、身体で感じる感覚という波なのです。

だからこそ、言葉の力を生かすためには、その言葉にどんな感覚を乗せるかが決定的に重要。

たとえば、「愛しています」と言うとき、胸のあたりが温かく広がるような感覚であれば、それが真の“愛の波”。
けれど、寂しさや執着が混じっていれば、潜在意識は“欠乏の愛”を再生し続けてしまいます。

現実は、言葉の内容ではなく、その言葉を放った瞬間に心や身体が発したエネルギーで決まるのです。

👉現実が動き出す時に起こるサインの見方はコチラご参考に!

引き寄せの前に起こる好転反応と前兆

願いが叶う前兆とは?引き寄せが起こす“好転反応”の乗り越え方

2025.11.11

「思考→感情→潜在意識→現実」の連動を検証する

思考と感情と潜在意識の一致が現実を引き起こす引き寄せの仕組み
ここからは、実際に“思考が現実になる仕組み”を検証していきましょう。

多くの人が「ポジティブに考えているのに現実が変わらない」と感じるのは、“感情”と“感覚”が思考とズレているからです。

思考がアクセルを踏んでいても、感情がブレーキをかけていれば、現実は動きません。

逆に、感情と感覚が“思考と一致”した瞬間、現実は一気に滑らかに流れ出します。

ここでは、2つのケースを通してその違いを見ていきます。

実験①:ポジティブ思考だけで現実は変わる?

「私は大丈夫」「うまくいく」「感謝してる」
どんなに明るい言葉を繰り返しても、心の奥で「本当かな」「まだ怖い」と感じていたら、潜在意識はその“不安の周波数”を現実化します。

これは、「思考は言葉」「感情は電流」という関係性。

電流が通っていない配線(思考)をどれだけ整えても、光(現実)は点きません。

実際、ポジティブなアファメーションがうまくいかない人ほど、身体の中に“違和感”を抱えています。
「いい言葉を唱えているのに、なんだかしっくりこない」
それがまさに、思考と感覚のズレ

脳は、感覚のほうを“真実”として認識します。
だから、どんなに良い言葉を唱えても、身体が緊張していたら、「危険な状況だ」と判断して防御反応を起こすのです。

思考や方法を変えるだけでは、現実が動かない理由・・・
それは、感情と感覚という“司令塔”が同意していないから

実験②:感情と感覚を整えると、行動が自然に変わる

一方で、「感情と感覚」が整うと、思考は自然とそれに合わせて最適化されていきます。

たとえば、朝起きて、「今日はなんかいい日になりそう」と感じた日。
その“根拠のない心地よさ”がRAS(脳の情報フィルター)を刺激し、“いい日”の証拠を無意識に探し始めます。
道で見かけた花に癒されたり、偶然タイミングよくバスが来たり、思いがけない連絡が届いたり・・・。

それは偶然ではなく、感覚と波動に一致した現実の見え方に、思考が調整された結果です。

逆に、朝から「嫌な予感がする」と感じていると、脳はその感覚に一致する出来事をピックアップします。
小さな不満やトラブルばかりが目に入るのはそのせい。

つまり、私たちの現実は“感情のフィルター”を通して見えているのです。

そしてこのフィルターが“快”の波に整うと、潜在意識は「この状態をもっと増やそう」と自動的に行動エネルギーを出し始めます。

それが、いわゆる現実が動く瞬間です。

思考や行動が変わったのではなく、感じ方が変わったから、行動や現実が自然に変わる。
この順序こそが、“思考を現実化させる”本当の仕組みなのです。

感情を司令塔にする3つの実践法

感情を司令塔にし引き寄せを起こす実践
ここまで見てきたように、
現実を動かしているのは「思考」よりも「感情」「感覚」

つまり、思考を変えようとするよりも、“感じ方”を整えるほうが、はるかに現実は早く動きます。

ここでは、誰でも今日から始められる感情と感覚を司令塔に戻す3つの実践法を紹介します。

どれも難しいものではありません。
ほんの少しの“気づき”と“選択”で、現実が柔らかく変わりはじめます。

その1)感情日記を書く|自分の波を「見える化」する

まず最初におすすめしたいのが、「感情日記」を書くことです。

これは、1日の中で感じた出来事を“ポジティブ/ネガティブ”で分けるのではなく、その時の身体感覚を素直に書き出すという方法です。

たとえば、
「朝、上司に話しかけられた時、少し胸がつまる感じがした」
「夕食を作っている時、なぜか手が温かくなって嬉しかった」

こんなふうに、ただ“感じたまま”を記録するだけでOK。

これは感情の整理ではなく、感覚の記録です。
書き出すことで、“心の波”が見えるようになります。

そして、それを「良い」「悪い」と判断せず眺めるだけで、脳は「私は自分を理解している」と認識し、安心を感じ始めます。

安心が生まれると、潜在意識はすぐに動き出します。
「もう危険じゃない」と感じた瞬間から、新しい現実を創造するプログラムが起動するのです。

その2) “快”を増やすミクロ選択をする|小さな心地よさが現実を動かす

次に、“快”を増やすミクロ選択をすることです。

潜在意識が「安全」と判断する最も確かなサインは、“心地よい”という感覚です。
引き寄せや現実化という言葉を聞くと、大きな夢や結果を思い浮かべがちですが、現実を動かしているのは、日常の中の小さな快感覚の積み重ねです。

たとえば、
好きな香りの柔軟剤を使う
好きな音楽をかけながら仕事する
心がウキっとなるカップを選ぶ

こうした一見小さな心地良い選択が、潜在意識に「今、私は心地よくて安全だ」と伝えることになります。

脳は“快”を感じた瞬間に、ホメオスタシス(恒常性維持機能)を緩め、「この状態をもっと体験しよう」と現実を動かし始めます。

つまり、“快”を積み重ねることこそが、最大の現実創造法

努力や根性よりも、“好き”や“心地いい”の連続が、あなたのエネルギーを自然に拡大してくれるのです。

 その3)感情のズレを“実況中継”する|思考と感覚を再統合する

さらに、感情のズレを“実況中継”するのもお勧めです。

現実がうまくいかないとき、多くの場合、「頭ではYESだけど、心がNO」と感じている瞬間があります。

たとえば、
「行きたくないけど、断ったら悪いかな」
「これが正しいのかもしれないけれど、なんか違う」

この“違和感”こそ、思考と感情のズレです。

そんなときは、すぐに行動を変えようとせず、まず心の中で実況してみましょう。

「頭は行けって言ってるけど、身体は拒絶しているな」
「表面は笑ってるけど、心は重いな」

この“実況中継”は、感情を否定せず観察する行為になります。
それによって、思考と感覚のズレが自然に調整されていきます。

潜在意識は、「理解された」と感じた瞬間に安心します。
安心が戻れば、感情と感覚は再びひとつにまとまり、思考は自動的に正しい方向を指し示すようになるのです。

言い換えれば、現実を動かす鍵は「決断」よりも感情の「調律」。
思考・感情・感覚の波がひとつに統合された時、現実は勝手に動き出すのです。

👉感情と脳の関係はコチラで科学的にわかりやすく解説しています。

引き寄せが上手くいくようにRAS脳を育てる方法

引き寄せ脳の育て方|RASが望む現実を集める仕組み

2025.11.11

まとめ|現実を動かすのは“考える力”ではなく“感じる力”

今回は、「思考は現実化する」の言葉に秘められた本当の仕組みについて解説をし、実は「感情」が現実化への司令塔になっていることの実践検証をお伝えしました。
そして、上手く望みの方向へと現実化が進むための感情の整え方について3つの実践方法をご紹介しました。

「思考は現実化する」という言葉の本質は、実は“考える”ことではなく、“感じる”ことにあります。
思考は地図、感情は燃料、そして感覚はハンドル。

どんなに完璧な考えを持っていても、その考えに“心地よさ”や“確信の感覚”が伴っていなければ、現実は良い方向へは動きません。
逆に、理由もなくワクワクしたり、体の奥が温かくなるような感覚があるとき、潜在意識は「それが本当の望みだ」と判断し、現実が自然にそちらへ動き始めます。

だからもう、無理にポジティブでいようとしなくて大丈夫。
あなたの感じ方こそが、望みを叶えたり幸せな世界へと導く最大の羅針盤となるのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます💖

👉 「引き寄せの法則」と潜在意識の関係を基本から理解を深めたい方は、まずコチラの記事から☆

引き寄せの法則で幸せを引き寄せる女性

幸せを引き寄せる本当の法則|潜在意識と感情のズレを整える方法

2025.11.11


自分らしく生きたいあなたへ
自分軸のつくり方
無料オンライン講座


自分軸のつくり方無料オンライン講座
 

“本当の自分”を取り戻し、心から望む
愛・幸せ・豊かさに満ち溢れた
理想の人生を引き寄せる6つのステップ。

▼ あなたの目的に合わせて選んでください ▼



スピリチュアルを
仕事にしたいあなたへ
カウンセラーになる方法
無料オンライン講座


自分軸カウンセラーになれる方法無料オンライン講座
 

自分軸を整え幸せになりながら、
人も幸せに導くカウンセラーになる方法。
“愛と豊かさに満ち溢れた生き方”を実現!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です