こんにちは。
自分軸カウンセラー よしみです。
「どうして私は、こんなにいつも不安になるんだろう…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
いろんな自己啓発本を読んだり、ポジティブ思考を試してみたり、時には「潜在意識を書き変えればいい」と聞いてチャレンジしてみたり…。
それなのに、なぜかまた不安に飲み込まれてしまう。
そんな経験を繰り返してきたあなたへ。
実は、私たちの「すぐ不安になるクセ」は、表面の意識だけではなかなか変えられません。
カギを握るのは、心の奥深くにある潜在意識です。
そして、その潜在意識を味方につける方法は、決して特別な人にしか出来ないというものではありません。
今回の記事では、実際に潜在意識を活用して不安が消えた人たちの体験談や、すぐにできる効果的な実践方法をご紹介します。
「そんな簡単なやり方があったのか!」と、目の前がスッキリ開けていくはずですよ。
Contents
不安の正体とは?潜在意識の力
「不安をなくしたい!」
そう思えば思うほど、逆に不安ばかり感じてしまう…。
そんなジレンマ、あなたにもありませんか?
まずは、不安という感情の本当の正体について解説しておきましょう。
そして、不安と深い関わりをもつ潜在意識についても理解を深めることで、「なぜ今まで上手く不安を解消できなかったのか」が、スッと腑に落ちるかもしれません。
ここでは、不安がどこから生まれるのか、そして潜在意識がどんな役割を果たしているのか、わかりやすくお話ししていきますね。
不安の根本原因と心理
私たちが感じる「不安」って、実はごく自然な感情なんです。
もともとは、古代の人類から脈々と受け継いでいる「危険を避けるため」「命を守るため」に備わった、大切な本能なのです。
でも、現代社会ではどうでしょう?
猛獣に襲われるわけでもない安全な生活を送ることができているのに、「ミスしたらどうしよう」「人に嫌われたらどうしよう」と、頭の中でたくさんの”仮想の危険”を作り出しています。
これが、不安が膨らみ続ける正体です。
そして、それを引き起こしているのは、長年積み重ねてきた思考パターンや感情のクセなんです。
「考えすぎちゃう自分」まだ何も起こっていないのに「最悪を想像してしまう癖」。
これらの癖は、意識して直そうとしても、すぐに元に戻ってしまうことが多いです。
なぜなら、これらは無意識=潜在意識に深く刻まれているからです。
潜在意識の働きと不安を消せる可能性
潜在意識とは、私たちが普段意識していない心の領域です。
意識しなくても呼吸をしたり、いちいち「右足、左足」なんて意識しなくても自然に歩いたりできるのも、この潜在意識のおかげなんです。
そして、驚くことに、私たちの行動や感情の9割以上は、潜在意識によってコントロールされていると言われています。
つまり、
✔️ 不安を感じるクセ
✔️ すぐ最悪を想像するクセ
✔️ 物事を悪く受け取るクセ
これらも、潜在意識のプログラムによって自動的に反応しているのです。
でも、逆に言えば、
この潜在意識のプログラムを書き換えることができれば――
そうです!
「不安が自然と消えていく」ということも可能!というわけなんです。
「でも、どうやってそんなことができるの?」 と思いますよね。
次の章では、潜在意識を優しく書き換えていく具体的なステップをご紹介していきましょう。
潜在意識を活用して不安を消す実践方法
ではここからは、誰でも今日からできる潜在意識を活用して不安を消していくステップを、わかりやすくご紹介していきますね。
ポイントは、「頑張って変えよう」と無理をするのではなく、ゆっくりじっくりと自分の本音に耳を傾け、しっくりと腑に落ちるような気づき。
そして、それを優しく緩め、新しい流れを作っていく。
そんな一連の順序を焦らず進めていきましょう。
ステップ1)いつもの不安が生じるパターンに気付く
まず、最初のステップは、いつもの不安が生じるパターンに気付きましょう。
不安の発動は、思考癖の積み重ねなので、ほぼ無意識に同じパターンを繰り返しています。
なので、自分でも今まで気付いていなかった不安が生じるパターンに目を向けてみましょう。
例えば・・・
●何かを始める前に、まだ起こるかどうかも分からない「失敗」を考えてしまう。
●SNSなどで、頑張っている人や、素晴らしい成果を出している投稿を見ると、まるで自分が取り残されているような気がして「こんな自分のままではいけない」と不安になる。
●楽しいはずの予定が決まった瞬間、急に不安になる。
など・・・
このように、似たような決まった場面で同じような不安が顔を出すことはありませんか?
まずは、そんな自分の不安が生じるパターンや場面に気付いたら、ノートやスマホに 「私が不安を感じるパターン」を書き出してみるのがおすすめです。
まるで、観察ノートを付けるように、ただただ、自分の本音や不安を出てくるままに、どんな時にどんなパターンで不安が現れるのか?を客観的に書き留めるようにしましょう。
その時に、そんな不安を持つ自分を「良い」「悪い」と評価したり、ネガティブな感情を深堀りしないこと。
このように、まずは、自分の不安パターンに「気づく」だけでも、潜在意識の扉が少しずつ開き始めます。
ステップ2)自己暗示に気づく
ステップ2は、自己暗示に気付くことです。
不安な気持ちが湧いてくる時、その背後にはたいてい自分に対する無意識の言葉=自己暗示をかけているはずです。
要は、心の中でつぶやく独り言です。
たとえば、
●「私は結局上手くいかないタイプだ」
●「どうせまた失敗するんだろうな」
●「私はいつもダメな方を選ぶ」
●「私は運が悪いな~」
こんな風に、知らず知らずのうちに、自分にネガティブなレッテルを貼っていませんか?
その自己暗示に気づくことです。
その自己暗示を何十年も繰り返し繰り返し自分に投げかけてしまうことで、潜在意識は「その言葉通りの私」をプログラミングしてきてしまっているんです。
そして、無意識に似たような場面で同じパターンを引き起こすことになっているんです。
なので、不安を発動してしまう本当の原因でもある「自分自身への自己暗示」を探ってみて下さい。
「今、私はどんな言葉で自分を縛っているんだろう?」と、やさしく観察してみてください。
気づくだけで、半分は自己暗示が外れ、少し心にスペースが生まれます。
ステップ3)自己暗示を緩める
ステップ3は、自己暗示を緩める事です。
これまで、ぎゅ~っと握りしめてきた、疑いもしない自己暗示を優しく優しくゆるめていきましょう。
そうすることで、潜在意識に当然だと刷り込まれたプログラムが混乱し、「思い込み」が揺らぎ始めます。
だから、こう問いかけてみましょう。
「本当にそうかな?」
「もしかして私が勝手にそう思い込んでいるだけかもしれないよ?」って。
たとえば、
「また失敗するかも・・・」と不安の自己暗示をかけている自分に気づいた時は、「いやいや、これまで上手くいった事もたくさんあるじゃん、思い出してごらん」と、小さな成功体験の事実を拾ってあげましょう。
不安の思考パターンにハマってしまった時は、なかなかそこから抜け出せず、益々上手くいかなかった過去にばかり意識が向きます。
すると、潜在意識は「ほら、やっぱり上手くいかなかった」という現実を作る方向に働き、不安のパターンや自己暗示をさらに強化させてしまいます。
なので、「〇〇〇なんて思ってはいけないよ!」みたいな、自分を戒めるような、無理にポジティブにさせようとする厳しい言葉ではなく、あくまでも優しく寄り添い温かく包み込むようなイメージで、「怖いよね。分かるよ」「でもこれまで本当に全部が失敗だったはずないじゃん」って、気持ちを緩めることに意識を向けましょう。
「あ~ほんとだ」と違和感がほぐれるような、自分にしっくりとくる感覚を大切にしましょう。
ステップ4)新たな自己暗示をかける
ステップ4は、新たな自己暗示をかけることです。
ここで大切なのは、「無理にポジティブになる」必要はないということ。
心に抵抗感を感じない、不安から意識が外れる言葉、思わず笑っちゃうような言葉を選んでみてください。
たとえば、
「ひょっとしたら、上手くいくかもしれないじゃん」
「逆に上手くいったら、どうしてくれる?(笑)」
「私の失敗なんて、誰も覚えていないよ」
などなど・・・
自分に無理のない言葉を優しく流し込んであげましょう。
「絶対大丈夫!」と強引に思い込もうとすると逆効果なので、あくまでも、ほんの1ミリでも心がホッとする言葉や、表情が緩むような新たな言葉を、自分にプレゼントしてあげましょう。
この新たな自己暗示を、不安がよぎるたびに繰り返し習慣にしちゃうと、潜在意識が新しくプログラミングされ、無意識に前向きな気持ちの方が優勢になっていきますよ。
ステップ5)意識を注ぐ向きを変えていく
最後にステップ5は、意識を注ぐ向きを変えていくことです。
不安にとらわれているときって、まだ起こってもいない未来の最悪なシナリオばかりに意識が向いていますよね。
あるいは、何度も何度も嫌な過去の失敗シーンをなぞってしまいます。
だから、あえて「今ここにある小さな喜び」に意識を向けてみましょう。
あるいは、「どうなると自分は最高なの?」「私が嬉しいと感じるのはどんなこと?」と自分の心が喜ぶことに意識の向きを変えましょう。
たとえば、
●今日も家族みんなが元気!
●今日も健康に過ごせてラッキー!
●今日はどんなおいしいスイーツを食べる?
●家に帰ったら、大好きなドラマを観よう!
こんな小さな「いいな~」と心地良く感じることに意識の向きを変えるだけで、潜在意識は少しずつパターンを変えていきます。
大切なのは、「不安をなくそう」と頑張るのではなく、安心や心地良さに目を向ける時間を、ほんの少しずつ増やしていくことです。
この積み重ねが、やがて「あれ?最近、不安が消えてきたかも!」「むしろ、不安な時ほど楽しいことを考えてる」という変化を連れてきてくれますよ。
不安が消えた!潜在意識を活用した克服体験談
ここまでお読みいただいいて、「理屈はわかったけど、本当にそんなにうまくいくのかな?」と、不安癖のある人は感じているかもしれませんね。
そんなあなたのために、ここまでお伝えしてきた「不安を消す実践方法」を活用して実際に克服できた方々の体験談をご紹介します。
特別な才能があったわけでも、ものすごい努力をしたわけでもありません。
ただ、自分の心の奥にある”本当の声”に気づき、心地の良い方へ「意識の方向」を変えただけ。
あなたにもきっとできる。
そんな希望を感じてもらえたら嬉しいです。
克服体験1)子どもの頃からの過剰な心配癖を克服できた!
まずは、A子さんの体験談を覗いてみましょう。
私には、子どもの頃から「必要以上に心配してしまう癖」がありました。
何か新しいことに挑戦しようとするたびに、 「失敗したらどうしよう」「周りに変に思われたらどうしよう」と、まだ起きてもいない先の不安に押しつぶされそうになっていたんです。
そのたびに、お腹の具合いが悪くなっていました。
そんな自分にずっと嫌気がさしていました。
「もっとポジティブにならなきゃ」と思えば思うほど、心配と不安ばかりが膨らんでいく。
何度も自己啓発書を読んだり、ポジティブシンキングを試したりしましたが、根本的には何も変わりませんでした。
そんなとき、潜在意識について学ぶ機会がありました。
そして、そこで出会ったのが「インナーチャイルド」という心配性の私を作っている根本原因です。
セッションを受ける中で、「私のこの心配癖は、母親の影響を強く受けているのかもしれない」と気づきました。
思い返すと、私の母は異常なくらい心配性だったのです。
「そんなところ行ったら危ないからダメ」
「失敗するからやめなさい」
「ほんとに大丈夫?ちゃんと確認した?」
母は愛情から心配してくれていたのでしょうが、そのたびに私は、「私はそんなに心配されなきゃいけない存在なんだ」「私は簡単に失敗してしまう人間なのかも」という暗示を無意識に自分に刷り込み続けていたのです。
だから、いろんな挑戦もやる前から諦めてしまうことが多かったのです。
このことに気づいたとき、心が震えるような感覚がありました。
そして、インナーチャイルドを癒すために、「もう大丈夫。私は気づいちゃったよ!」「今の私は、もう昔の私とは違う。自分で決めて行動してもいいんだよ。そんな大人にちゃんとなれてるんだよ。」と、やさしく語りかけるワークを続けました。
すると、少しずつですが、「そんなに心配しなくても大丈夫。上手くいったらどうする?どうする?」という心の軽さやワクワクするような期待感が心の奥に芽生えてきたのです。
今では、何か不安を感じたときも、「これは単に、昔からのクセだけなのかもしれないよ」と冷静に自分の心に寄り添い、 過剰に不安に振り回されることがほとんどなくなりました。
自分でも驚くほど、心が軽くなったのです。
それと同時に、体調がとても良くなったのには驚きでした。
きっと、過剰な不安症が体にも影響を与えていたのでしょうね。
克服体験2)不安の原因を突き止めて克服できた!
もう一人、M代さんの克服体験談を覗いてみましょう。
私はずっと、「理由もなく不安になる」ことに悩んでいました。
特に夜になると、何とも言えない不安や恐怖感に襲われ、心がざわつき胸が締めつけられるような思いをしていました。
「どうしてこんなに不安なんだろう」
「こんなふうに感じる私は、おかしいのかな」
「こんな私じゃ、絶対幸せにはなれない」
そんなふうに自分を責めてしまうことも多かったです。
そんなある日、ネットでふと目にした「インナーチャイルドを癒し潜在意識を書き換える」という言葉に出会いました。
そこには、「子どものころの傷ついた感情が大人になっても不安をつくり、人生に良くない影響を与えてしまう」と書かれていました。
最初は半信半疑でしたが、試しに、自分のインナーチャイルドや潜在意識と向き合うワークをしてみました。
ノートに、思いつくままに不安な気持ちや、その場面を書き出していくうちに──
私の心の奥から、ある感情が浮かび上がってきたのです。
「私は、親のご機嫌を損ねたくなくて、ずっといい子でいようとし続けていた」
「どうせ上手くいかない。これって親の口癖だった。この言葉を聞くたびに嫌な気がしていた。」
そんな、小さなころの必死な思いが、今でも私の中に生き続けていたんです。
このことに気づいた瞬間、胸の奥で何かがほどけたような感覚がありました。
「もう大丈夫だよ」
「失敗してもいいじゃない。すっかり大人になった私は、どうにでも上手くやれる!」
インナーチャイルドに向かって、何度も何度もそう語りかけました。
それと同時に、「どんな自分になりたい?」って妄想ゲームも楽しみました。
すると、徐々に、夜の不安発作も減っていき、今ではぐっすり眠れる日がほとんどになりました。
まだ不安を完全にゼロにすることはできなくても、不安に支配されずに生きられる自分に変われたことが自信となっています。
私は変わることができたのです。
さらにさらに、思い切って、自分が決めたことを自分の思い通りにやっていきたいと思います。
思い切って不安から抜け出せた今、「実はこれまでもそんなに不安な生活ではなかったんだ。全て自分の感情が勝手に描き出した世界だったんだ」と思えます。
不安に意識を注いでしまっていた時間を、安心して楽しい未来を描くことに変えていくことで、現実が良い方向に動き始めていることを実感しています。
まとめ
今回は、不安が生じる正体や原因に迫り、すぐにできる効果的な「不安を消す実践」について解説をしました。
そして実際に潜在意識を活用して不安が消えた人たちの体験談をご紹介しました。
不安は誰にでも訪れる自然な感情です。
けれども、それに飲み込まれずに生きていくことは、潜在意識の力を上手に使うことで十分に可能です。
今回ご紹介した実践方法で、自分の中にある「いつもの不安パターン」や「自己暗示」に気づき、やさしく手放していくことで、少しずつ心の土台を変えていくことができます。
実際にインナーチャイルドを癒したり、思い込みを見直したりして不安を克服できた方たちの体験談が、少しでもこれからのヒントや希望の光となれば嬉しいです。
大切なのは、焦らずに「少しずつ」でいいということ。
あなたの心が、軽やかに、自由に解放されますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございます💖