メンタルブロックの正体と外し方|夢を阻む“心の癖”を見抜く方法

潜在意識にあるメンタルブロックを外すための心の癖を見抜こうとしている女性

こんにちは。
自分軸カウンセラー よしみです。

「叶えたいことがあるのに、なぜか不安が出て動けない…」
「やればいいと頭では分かっているのに、身体が止まる…」

そんな“見えない壁”の正体こそ、メンタルブロック(心の癖)です。

でも、自分をダメだと思う必要はありません。

ブロックは決して“悪者”ではないからです。
メンタルブロックとは本来、あなたを守るために働いている“防衛反応”なんです。

ただ、この防衛反応は、夢が叶うのとは “逆方向” に働き、行動を止めたり、不安を増やしたりしてしまうことがあります。

そこで、今回の記事では、
ブロックとは何か
どうやって生まれるのか
どう見抜けばいいのか
どう扱えば外れていくのか
を、腑に落ちる形で徹底的に解説していきます。

とくに今回のテーマは、ただの心理説明ではなく「心の癖」「その原因」を見抜く実践的な視点を大切にみていきたいと思います。

なぜなら、心の癖を理解できた瞬間、自分を責める必要が一切なくなり、止まっていた現実が望む未来へと再び動き出すからです。

では、ここから本題へ入っていきましょう。

メンタルブロックとは何か?願望実現を阻む“心の癖”の正体

潜在意識になるメンタルブロックとは何か?
メンタルブロックは「心の障壁」「欠点」と思われがちですが、その理解は大きな誤解です。

実はブロックとは、過去の経験で心が覚えた“安全パターン”が働いているだけなんです。

夢に向かおうとするほど自信がなくなり不安が出てくるのは、あなたが弱いからではなく、ただ“心の癖”が反応しているだけなんです。

ここではまず、ブロックの正体を“心理 × 潜在意識の両面”から、わかりやすく紐解いていきますね。

メンタルブロックの定義(心理×潜在意識)

メンタルブロックとは、一言でいうと、「変わろうとすると発動する“無意識のブレーキ”」です。

心理学的には「防衛反応」、潜在意識的には「現状を保つための自動反応」。
つまり、あなたを危険や変化から守るために作動している脳のシステムそのものなのです。

心配
不安
罪悪感
怖さ
行動が止まる

これらはすべて、“変わること=危険かもしれない”と潜在意識が判断したサイン。

だから、ブロックが出ること自体は正常であり、むしろ健康な反応とさえ言えます。

ブロックは“悪いもの”ではなく“防衛反応”

ここがとても大切なポイントです。

ブロックはあなたを困らせるためにあるのではなく、「これ以上傷つかないように」と守ってくれている反応なんです。

たとえば過去に、頑張ったにも関わらず裏切られた経験がある人は、「頑張る=危険・また裏切られるかも」と潜在意識が学習しています。
その結果、新しく挑戦をしようとすると、不安が湧いて行動が止まる

これはあなたの願いを叶えさせたくないのではなく、「もう同じような痛い思いはしなくて済むように」という、ある種、自分自身への優しさでもあり、脳(潜在意識)の防衛反応なんです。

だから、ブロックが出るときの基本姿勢は悪だと排除しようとしたり、無理に頑張ろうとするのではなく、“寄り添って理解する” が正解なのです。

夢に向かうと抵抗が生まれる仕組み

私たちの脳は、“変化” を危険として扱うクセがあります。

理由はとてもシンプル。

脳は「未知」より「いつも通り」を好む

たとえ今の状況が望んでいるものでなくても、ベストではなくても、脳にとっては「慣れ親しんだ状態=安全」と認知し維持しようとします。

だから、理想の未来や夢を叶えるために、
新しい思考
新しい習慣
新しい環境
新しい行動
新しい選択

これらを“未知=危険”として扱い、潜在意識が自動的に抵抗反応を出します。
三日坊主になりやすいのは、このためです。

抵抗は“間違い”ではない

「怖い」
「不安」
「動けない」

これらはすべて、“あなたを守るために作動している反応”です。

夢に向かうほど抵抗が強くなるのは、あなたが弱いせいじゃありません。
前に進もうとしている証拠 なんです。

メンタルブロックが生まれる3つの原因

潜在意識にあるメンタルブロックの原因
メンタルブロックは突然生まれるものではありません。
必ず“原因”があり、その原因は3つに整理できます。

過去の経験
変化に対する怖さ
無意識の安全パターン

これらはすべて、心があなたを守るために作り上げた反応です。
ここではそれぞれの原因を、「心の癖」という視点から深く理解できるようお伝えします。

原因1)過去の経験から生まれた「思い込み」

ブロックの多くは“過去の出来事=経験”から生まれます。

失敗した
傷ついた
嫌われた
恥をかいた

こうした経験が、潜在意識の中に“〇〇をするとこんな嫌な目に遭う。だから、〇〇しないようにしよう”という思い込みを作ります。
この思い込みが、大人になった今でも無意識の反応として残り、新しい行動を止めてしまうんです。

これは、潜在意識が「古い過去の安全マニュアル」に従っている状態。
そのマニュアルが、「やめとけ」「危ないぞ」と警報を鳴らしているだけなのです。

原因2)変化を避ける「恐れの反応」

潜在意識は“変化を本能的に怖がる”性質があります。

なぜなら、変化とは「未知」「予測不可能」「保証がない」世界へ踏み出すことだから。
脳は本能的に、“未知や変化=危険”と判断するようにできています。

その結果、
新しいことを始めようとすると不安になる
行動する前に疲れる
なぜか気分が落ちる

このような反応が起きるのは、すべて脳による恐れの反応です。

でもその恐れは、あなたの未来を邪魔しているのではなく、「これまでの状態を保とうとする本能」が働いているだけなのです。

原因3)無意識の「安全パターン」

最後が最も深い原因です。

潜在意識は過去の経験をもとに、“やってはいけない行動”“危険から身を守る行動”などの 安全パターン をつくります。
それらの安全パターンはとても強力で、自分でも気づけないほど自然に作動します。

やろうとした瞬間に気持ちが冷める
いざ行動すると邪魔が入る
なぜかタイミングがズレる
眠くなる・だるくなる

これらはすべて、潜在意識が「それはやらないと決めていたでしょ」と反応して行動を止めているサインです。

でも、無意識の安全パターンは、あなたを止めているのではなく、あなたを守っているだけ なんです。

メンタルブロックを見抜く“心の癖”の観察ポイント

潜在意識に刷り込まれたメンタルブロックの原因となっている心の癖を見つける実践中
メンタルブロックを外していく第一歩は、いきなり“なくそう” とすることではありません。

まずは、「自分の心がどんな反応をしているのか」そっと観察すること。

ブロックは突然やってくるものではなく、必ず“前触れ”があります。
それは必ず、これまでにも繰り返し感じてきているはずです。

胸がザワッとする
行動しようとした途端に疲れる
頭の中でネガティブな思考がぐるぐる回る
なぜか気分が重くなる

これらはすべて、潜在意識からの“やさしいお知らせ” のようなもの。

ここでは、自分の心の癖を見抜くための具体的な観察ポイントを、身体感覚を軸にわかりやすく解説していきますね。

不安が浮かぶ瞬間の身体反応

ブロックのサインは、まず“身体”に現れます。

胸のあたりがキュッと縮む
お腹が重く感じる
呼吸が浅くなる
体を思い切って開けられない
肩に力が入る
なんとなくフワフワ落ち着かない

これらはすべて、潜在意識が「その一歩、ちょっと待った方がいいかも…」と伝えている身体反応です。

身体は嘘をつかない

頭では「大丈夫、大丈夫」と思っていても、身体のほうが本音を知っています

とくに夢に一歩近づこうとしたとき、身体が“縮む・固まる”のは、「その方向に過去の痛みの記憶があるよ」という潜在意識のサインです。

このように、身体反応を観察するだけで、自分でも気づけなかった心の癖が浮かび上がります。

行動が止まるときのパターン

メンタルブロックは、行動の“止まり方”に現れます。

やる気はあるのに始めようとすると急に眠くなる
SNSや他のことに気を取られる
まずは片付けを始めてしまう
重要な作業をどんどん後回しにする
予定を立てたのに実行できない

これらは怠けではなく、潜在意識からの“避けたいサイン”。

行動停止は「逃げ」ではなく「防衛」

潜在意識は「やらないほうが安全」と感じた瞬間、行動を止める仕組みになっています。

なので、行動が止まったら、「あ、今ブロックが反応しているんだな」とまずは優しく受け止めるのが正解です。

行動停止が起きるのは、自分が弱いからでもダメダメなのでもなく、心が“守りに入っている”だけなんです。

夢に向かうときに現れる“自動思考”

ブロックが発動すると、頭の中に“決まったセリフ”が流れます。

例:
「なんか今日は気分じゃない」
「今はタイミングじゃない」
「私にはまだ早いかも」
「もう少し準備してから…」
「失敗したらどうしよう」

これらはすべて、ブロックによる 自動思考(自動反応)です。

自動思考の特徴(動きを止める頭の中の決まったセリフ)

説得力のある“もっともらしい理由”に聞こえる
でも実際は“行動しないための言い訳”になっている
頭で考えたというより、反射的に出てくる

これらの自動思考は、あなたのせいではなく潜在意識に刷り込まれた心の癖です。

実は、ここに気づけると、ブロックは半分外れたのと同じなんです。

心の癖をあぶり出すセルフチェック

最後に、ブロックを見抜くための簡単なチェックリストを紹介します。

🔸セルフチェック①

「叶えたい未来」を思い浮かべて、身体はどう反応する?

胸が軽い → 本音(本当に叶えたがっている)
胸が苦しい → ブロック反応(まだ本音の望みではない可能性あり)
お腹が温かい → OKサイン
お腹が重くなる → 恐れサイン(本当に叶うかな?疑い)

🔸セルフチェック②

行動しようとした瞬間、何が起きる?

眠気
ネットを見る
急に別のことを始める
気分が下がる
言い訳が頭に浮かぶ

これらが出たら、潜在意識が“守りモード”に入っています。

🔸セルフチェック③

自動的に浮かぶ言葉はどれ?

無理だよ
失敗したら…
今じゃなくてもいい気がする
うまくいくわけがない
私なんてまだ…

これらはすべて“心の癖”です。

気づけば9割は外れている

心の癖は、気づいた瞬間に力を失います。

「今のはブロックの反応だ」と理解できた時点で、潜在意識は安全を感じ、反応が弱まります。

メンタルブロックの外し方4ステップ

潜在意識にあるメンタルブロックの外し方
メンタルブロックは、“力づくで外すもの” ではありません

むしろ、力で押せば押すほど心は反発してしまい、ブロックはさらに現状維持にとどまろうと強く固まってしまいます。

ブロック解除の本質は、「気づいて、ゆるめて、選び直す」という、無理のないとても自然な流れ。
心は、本来とても優しい存在なので、扱い方さえわかれば、あなたが望む方向へ静かにシフトチェンジしていきます。

ここでは、誰でも日常で実践できる4つのステップを紹介しますね。

ステップ1) 思い込み(心の癖)に「気づく」

ブロックを外す1つ目のステップは、思い込み(心の癖)に「気づく」ことです。

ブロック解除の“始まり”はここしかありません。

気づくことは「癒しの第一歩」

なぜか動けない
なぜか不安が出る
なぜか同じパターンが繰り返される

その “なぜか” に気づくことが、潜在意識にとっては最も大きなブロックの解放なんです。

潜在意識は、気づいてもらえた瞬間に安心します。

気づく方法はとてもシンプル

「今、不安が出てるな」
「これ、いつもと同じ反応だな」
「あ、今ブロックが発動中」

この“ただの気づき”が、すでにブロック解除の50%以上を占めます。

その反応はあなたではなく「心の癖」

ブロックはあなたの本質ではなく、過去の自分が潜在意識に刷り込んでしまった“心の癖”です。

癖は気づけたら、直せます
気づけた時点で、外れる準備はもう整っているということです。

ステップ2) 不安・抵抗をゆるめる

2つ目のステップは、不安・抵抗をゆるめることです。

気づけたら、“ゆるめる” 。
押し返したり、否定したりする必要はありません。

ゆるめ方は、あなたが心地よい方法でOK

深い呼吸をする
あたたかい好きな飲み物を飲む
軽く体を伸ばす
関節をほぐす
静かな場所で3分だけ目を閉じる
「大丈夫だよ」と自分に寄り添う

潜在意識は“安心”でしか変わりません。
だから、まずは心をゆるませることが大前提。

「怖い」は無理に消そうとしなくていい

不安や抵抗があると、私たちはどうしても“なくそう”としがちですよね。
でも、なくさなくていいんです。

大事なのは、「あぁ、守ってくれてありがとう」と素直に感じてあげること。

その瞬間、不安や抵抗は徐々に弱まります。

ステップ3)意識を違和感のない方向に変える

3つ目のステップは、意識を違和感のない方向に変えてみましょう。

ここが少し核心です。

ブロック解除は、“無理やりポジティブにする”ことではありません。
むしろ逆で、違和感のない方向へ、意識を少しだけ調整するこれが本質。

無理のない「小さな意識のずらし」が大切

たとえば・・・

×「私は絶対成功する!」
「今できることから、少しだけやってみよう」

×「不安は全部なくす!」
「不安があっても、とりあえず少し進んでみよう」

×「完璧にやらないと」
「まず1%だけ前に動かしてみる」

潜在意識は繊細なので、“無理のある言葉”“戒める言葉”には抵抗反応を起こしてしまいます。
だからこそ、今の自分が違和感のない方向へ意識を選び直すことがコツなんです。

違和感のない方向を選ぶほど、潜在意識は協力してくれる

潜在意識は「これならできるかも」という安心感気楽に感じられる方向に対しては、気持ちよく動き始めます。

ステップ4)小さな成功体験を積み重ねる

4つ目のステップは、小さな成功体験を積み重ねることです。

どんなに小さなことでも、“できた”事実を積み重ねる。
これはブロック解除の中でももっとも潜在意識を書き換えるステップになります。

成功体験は潜在意識を書き換える“証拠”になる

潜在意識は感覚の世界なので、頭での理解よりも感情感覚を信じます。

「あ、私できた」
「意外と大丈夫だった」
「平気だったじゃん」

このホッとした感覚安心感がひとつでも増えると、潜在意識の “古い思考マニュアル” が書き換わっていきます。

小さくていい、むしろ小さいほうがいい

いきなり夢に向かって大きな行動をするより、今できる小さな行動からの方が、潜在意識は大きな抵抗感を生まなくてすみます。
その方が、気づけばブロックが外れていた、いつのまにか叶っていたという自然な流れができます。

本を1ページだけ読む
望みや夢を5分だけ書く
メール1通送る
資料を開くだけでもOKにする
1回だけ問い合わせしてみる

このように、“無理のない小さな行動” は、潜在意識にとっては“大きな解放” “大きな書き換え”になるのです。

小さな成功は、大きなブロックを静かに溶かす

小さな成功体験を重ねるたびに、潜在意識がこう言い始めます。

「…あれ?案外大丈夫かも?」
「そんなに怖がる必要なかったのかも」

こうして、心は自然と新しい未来へ向かって歩き出します。

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まとめ|心の癖を知れば、夢への道は自然にひらける

今回は、メンタルブロックの正体心の癖の見抜き方外し方について解説しました。

ブロックが出ると、多くの人は「自分が弱いからだ」「意志が足りないんだ」と責めてしまいます。

でも、今日ここまで読んでくださったあなたはもう気づいていますよね。

ブロックとは、あなたの中にある“欠点”ではなく、これ以上傷つかないように守ろうとする心やさしい防衛反応だということ。
夢に向かうときに不安が出るのは、止まりたいからではなく、ただ“慎重になっているだけ”。

そしてブロックは、気づいて、ゆるめて、違和感のない方向に意識をずらしてあげれば、静かにほどけていきます。

さらに、小さな成功体験を重ねるたびに、潜在意識は「行動して大丈夫だった」という証拠を集め、あなたの未来へ向かう力が強くなります。

心の癖を知ることは、自分を深く理解し、自分に優しくなることでもあります。

このように、あなたが内側と調和すると、止まっていた現実は自然と動き出します。
焦らなくて大丈夫。
心は、正しい扱い方さえわかれば、必ず望む方向へ進んでいきますからね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます💖

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