こんにちは。
自分軸カウンセラー よしみです。
「やりたいことが分からない」…そう感じたことはありませんか？
あなたがその答えを探そうと、上手くいっている誰かの真似をしたり、行き当たりばったりで見つけようとしても、期待外れな結果に終わり、延々と自分探しの迷宮に入り込んでしまいます。
もし今、やりたいことを探しているのなら、その前に、ちょっと気楽に寄り道をして、本当の自分を見つけるということに焦点をあててみませんか？
本当の自分を知っておくことで、的外れなやりたいこと探しをせずに済みますよ。
そこで今回は、やりたいことを見つけるための、本当の自分を発見できる方法と質問集をまとめてみました。
Contents
やりたいことを見つける前に本当の自分を知ることの重要性とは？
やりたいことを探す前に、どうして本当の自分を知っておくことが重要なのか？
まず、簡単にその辺りのことをお話しをしておこうと思います。
実は、自分自身をより深く知ることで、無理なく自分らしくより豊かな人生を歩むことができるからなんです。
真の幸福に辿り着くための第一歩
「自分らしさ」というものは、幸福感や満足感の源泉です。
「こう生きた方が良い」と、誰かに敷かれたレールに無理矢理乗せられる人生や、世の中の常識や価値観に縛られた人生の選択は、必ずどこかで息苦しさや生き辛さを感じ、「自分の人生はこれで良かったのだろうか？」と迷いが生じます。
なので、自分が本当に心から望む事や自分だけの価値観を知ることで、自分にとっての真の幸福に辿り着くための明確な方向性が手に入れられます。
何が自分をハッピーにするのか、何が自分にとって意義深いのかを知ることは、毎日の生活の中での小さな選択から大きな人生の岐路まで、全てを自分らしくより豊かに納得のいく人生を歩む羅針盤となります。
キャリアや人間関係での満足度が向上する
自分が何を得意とし、心の底からどのような仕事や人間関係を望んでいるのかを知ることは、キャリアや人間関係の質を格段に向上させる鍵となります。
常識で言われる「損得」だけで道を判断してしまうと、仕事の内容や人間関係も、本当の自分を押し殺して周りに合わせないと上手くいかなかったり、身の丈以上の努力をし続けないといけない状況を生んでしまいます。
これでは自分を疲弊させてしまう人生になります。
けれど、本当の自分というものを深く知っておく事で、無理なく効率的に自分の目標に向かって進むことができ、また、自分らしい生き方をすることでの満足感・幸福感も大きくなります。
なので、やりたいことを探そうとするのなら、周りの人の価値観や意見に自分を委ねてしまわず、まずは、本当の自分を知ること。
これがいかに重要でこの先の人生にとっても価値のあることかに気付いてほしいと思います。
ここから先は、やりたいことが分からない人のために、その答えを見つけるための「本当の自分を知ること」。
そのための、３つの軸となる「価値観を知る」「強みを発掘する」「情熱の源泉を見つける」方法と、その質問集をまとめてみましたので、ぜひ、挑戦してみて下さい。
やりたいことが分からない人のための価値観を知る方法
やりたいことが分からない人が、その答えを見つけるために、まずやっておくと良い、本当の自分を知るための1つ目の軸となるのは、「自分の価値観ってなに？」を見つける事です。
価値観は、自分の選択や行動、感情の背後にあるもの。
一言で言えば、「なぜ？」です。
なぜ、それを選択するのか？
なぜ、そのように行動するのか？
では、その「なぜ」を明確にするための手段は？
この章では、あなたの価値観を見つけ、それを理解するための方法と具体的な質問集を挙げます。
価値観を探る質問リストの活用する
自分の価値観を知るために最もシンプルなのは、価値観を探る質問リストを活用する方法です。
これらは、本当の自分を深く知るためのツールとして設計されており、あなたの深層心理にアクセスする手助けをしてくれます。
様々な質問を通じて、自分の心の中に眠る価値観に気付くことができます。
過去の経験をもとに価値観を再確認する
もう１つの方法は、過去の経験をじっくり振り返り、忘れていた自分にとっての重要な価値観を再確認する事です。
人は経験から多くのことを学びますが、人によって、その中で感じた喜びや失望、興奮や不安は、それぞれ異なります。
その、それぞれの感情の中にこそ、自分にしか分からない重要な価値観を反映していることが多いのです。
特に印象に残った出来事や決断、達成したことなどを思い返し、それが自分にとってなぜ大切だったのかを考えることで、あなたにとっての本当の価値観を再確認する手助けとなります。
価値観を知る質問集
以下の質問を通じて、自分の心の中に眠る価値観を引き出していきましょう。
①人生で自分のことを誇りに感じる瞬間や出来事は何ですか？
②もしも時間やお金の制限がなければ、あなたは何をしたいと思いますか？
③どのような状況や出来事で、最も幸せを感じましたか？または、感じますか？
④どのような状況や人との関わりで、最もストレスや不満を感じましたか？
⑤人との関係性で一番大切にしていることは何ですか？
⑥貴重だと感じるのはどのような時間の過ごし方ですか？
⑦あなたが尊敬する人物や彼らのどのような特質や行動が、あなたにとって魅力的ですか？
⑧失敗や困難な経験から、何を学びましたか？
⑨今までの人生で一番心を動かされた映画、本、音楽、芸術作品は何ですか？その理由は？
⑩他人との競争よりも、自分の内なる何と戦っていますか？
⑪最も達成感を感じるのは、どのような時ですか？
⑫自分の生きがいや存在意義は何だと思いますか？
⑬他人のどのような行動や態度に対して、特に感謝の気持ちを抱きますか？
⑭逆に、他人のどのような行動や態度に対して、不快感を覚えることが多いですか？
⑮人生で最も後悔していることや、違った選択をしていれば良かったと思うことは何ですか？
これらの質問を通じて、人には譲れない、自分が大切にしたいと思う価値観や考え方、感じ方を深堀りすることができます。
答えを急がず、ゆっくりと考えながら、自分の内面と向き合う時間を作ってみましょう。
自分の強みを発掘する方法
次に、やりたいことが分からない人が、その答えを見つけるために、やっておくと良い、本当の自分を知るための２つ目の軸となるのは、「自分の強みって何だろう？」を見つける事です。
それは、特別凄いことや、生産性の有る無しは関係ありません。
あなた自身のユニークな強みや資質を見つけ出すことが大切です。
その発掘のための具体的な方法を紹介します。
強みを明らかにする質問リストの活用
これは、先ほどの「価値観を知るための方法」と同様、強みを明らかにする質問リストを活用する方法です。
じっくりと質問を自分に投げかけることで、深層心理にアクセスし、自分では当たり前に出来ていることが、実は人にとっては簡単なことではなかったり、他の人には真似のできない強みだったという再発見の手助けとなるでしょう。
他人からの答えを活用する
もう１つの方法として、他人からの答えを活用する方法です。
自分の強みというのは、自分の視点だけでは、気付かないことが多いです。
なぜなら、「強み」と聞くと、凄い事ばかりを探そうとして、「自分には凄い事なんてない」となってしまう場合が多いからです。
「強み」とは、自分で意識していなくても簡単に当たり前に出来ていることです。
人にはナカナカ出来ない事でも、自分にとってはさほど苦痛なく簡単に出来ること、あるいは、苦痛を感じず精度を上げるための努力が出来る事こそ、「自分の強み」です。
このように、自分の強みは、自分では意外に気付けないものです。
そこで役立つのが、他人からの答えを活用することです。
自分のことを良く知ってくれていて信頼できる友人や同僚、家族に以下のような質問をしてみてください：
- 私の一番の強みは何だと思いますか？
- 私がやっていることで、特に印象的だったことはありますか？
- 私との関わりの中で、どんな瞬間や行動が心に残っていますか？
他人の視点からの答えは、自分では気づかない強みや特質を発見する手助けとなりますよ。
強みを発掘する質問集
以下の質問に真摯に答えることで、自分の強みや価値をより具体的に捉えることが出来るでしょう。
何度もこれらの質問を見直し、答えることで、自分の変化や成長を感じることも出来ますよ。
①これまでの人生で、「自分はよくやった」と思う瞬間や達成は何ですか？
②他人から頻繁に褒められることや頼まれることは何ですか？
③あなたが時間を忘れるほど夢中になれる事や活動は何ですか？
④困難な状況やプレッシャーに関係なく、自分ならやれると感じるものは何ですか？
⑤子供の頃、得意だったことや好きだったことは何ですか？
⑥仕事やプロジェクトで、特に楽しく感じるタスクや役割は何ですか？
⑦他人が躊躇するか、難しいと感じることでも、あなたが比較的簡単にできることは何ですか？
⑧過去の失敗や挫折から学んだ、最も大切な教訓は何ですか？
⑨あなたがグループやチームで参加する際、他のメンバーから任される役割は何ですか？
⑩仲間や家族に困っている人がいた場合、どんな助ける行動なら出来ますか？
⑪どのような環境や状況下でなら、自分を出し惜しみなく活用できると感じますか？
ワクワクすること、情熱の源泉を見つける方法
やりたいことが分からない人が、その答えを見つけるために、やっておくと良い、本当の自分を知るための３つ目の軸となるのは、ワクワクすることや情熱の源泉を見つける事です。
あなたが何かに熱中する時、心も体も燃えるような情熱や達成感を感じたことはありませんか？
先ほどの強みを発掘することも大切ですが、それを燃え上がる情熱に変えるのは、自分が本当にワクワクすることややりたいことでないと出来ません。
この章では、その源泉となるものを探し出す方法を紐解きましょう。
毎日の小さな喜びを記録する
人はどうしても、自分にとってやりたいことを探す時、喜びや幸せに感じることを横に置いて、無意識に、どこか生産性のある凄い事を探してしまいがちです。
でも、例えそれが小さな喜びや幸せであっても、その中に情熱の源泉が隠れています。
なので、以下の方法で、日常の中で、自分はどんなことに喜びや幸せを感じているのかを探ってみましょう。
・ 一日の終わりに、その日に感じた３つのワクワクや喜びを感じた瞬間や出来事をメモする。
・なぜワクワクしたのか？その出来事の何が自分を喜ばせたのか？その背後にある本当の自分をワクワクさせた種を探ってみる。
この自分への問いを続けることで、自分にとって本当に価値を感じることや情熱を注げることが何なのかが浮き彫りになります。
夢の実現に向けての具体的な行動プランを立てる
自分のワクワクや喜びの種を見つけらたら、日常にもっと取り入れるにはどうすれば良いか？ それをもっと大きくしていくにはどうすれば良いか？など、目標や夢として描いてみましょう。
そしてそれを現実のものとするためのステップを考えることが次のステージです。
以下の方法で具体的な行動プランを作成しましょう：
- その情熱や夢を1年後、3年後、5年後にどのような形にしたいかを明確にする。
- それを実現するために、今から何が出来るか？計画を立ててみる。
このように、自分の情熱の源泉を見つけ、それを実現するために行動を起こすことは、日々の充実感や人生の満足度を大きく高める要素となります。
そして、それがまさに、今探している「あなたのやりたいこと」の答えとなりますよ。
情熱の源泉を見つける質問集
情熱の源泉を見つけるために自問すると良い質問を挙げます。
これらの質問が、自分の中の燃える情熱や喜び・興奮を感じる種を発見し、やりたいことを見つける手助けとなるでしょう。
①あなたが何時間でも話し続けられる話題や分野は何ですか？
②あなたが無料ででも人のために喜んで出来る事は何ですか？
③多少の高額でも、お金を出して学びたいと思うことは何ですか？
④あなたが体験した中で、最も心が躍った瞬間や出来事は何ですか？
⑤あなたが他人に教えたい、または共有したいと強く感じる情報やスキルは何ですか？
⑥将来、達成したいと思う大きな夢やビジョンはありますか？
⑦没頭する時は、どのような状態や環境・どのような活動をしている時ですか？
⑧あなたが行動を起こす原動力となる、一番のモチベーションは何ですか？
⑨どのようなニュースや話題に心が引かれ、情報を追い求めることが多いですか？
⑩人生で一度試してみたい、未経験の活動や冒険は何ですか？
⑪あなたが感じる「世界をより良くするためには、これが必要だ」という思いや信念は何ですか？
⑫人があなたを頼りにしてくることや、期待してくることは何ですか？
⑬あなたが他人と共有するときに最も興奮するストーリーや経験は何ですか？
まとめ
今回は、やりたいことが分からない、やりたいことを見つけたい人のために、まず、本当の自分を知ることの重要性と、本当の自分を知る方法をいくつか挙げてみました。
やみくもに、人の真似をしてみても、結局は自分には合わないことを無理して、息切れしてしまったり、長続きしなかったりします。
また、人が良いと勧めることをやっても、自分の価値観に合わないことや情熱の注げることでなければ、充実感を感じられなかったり苦痛になる場合もあります。
なので、今、やりたいことが分からないのであれば、一度、「自分にとっての価値観」「強み」「情熱を注げること」を、ここで挙げた質問リストを基に、ぜひ本当の自分を探ってみて下さい。
やりたいことを見つけるのは、それからでも決して遅くはないと思いますよ。
むしろ、今後の幸せな人生を歩むための羅針盤にもなります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます💖
