こんにちは。
ブレない自分らしい生き方を確立し
思い通りのワクワク人生創造をサポートする
自分軸カウンセラー よしみです。
ネガティブな自分や上手くいかない人生を変えたくて、
「インナーチャイルドを癒す」ということに突き当たられ方は、
これまでに様々な方法を試してこられたことと思います。
自己啓発の本やネットで紹介されている「インナーチャイルドを癒す方法」などを参考に実践されたこともあるだろうし、ヒプノセラピーやヒーリングなどを受けられたこともあるでしょう。
けれど、本当にこれで上手く癒せているのかどうか、効果を感じられない。
本当にこのやり方でいいの?と不安さえ感じてしまっているってことはありませんか?
では、どうして良いといわれている方法を実践しているのに、効果を感じられないのでしょうか?
なぜなら、効果の出ない癒し方をしているのかもしれません。
あるいは、大事なポイントを満たせていないやり方だからかもしれません。
インナーチャイルドは、あなたが幼い頃から今日まで、何十年間も潜在意識に刷り込んできたものです。
それを、「一瞬で癒す!」「たった一回で癒せる!」という謳い文句に惹かれて、 即解消できそうな方法に飛びついていませんか?
もし、その癒し方にズレがあったり、大事なポイントを満たせていないと、本当の効果はナカナカ得られません。
一瞬は癒せたように感じても、すぐまた元のネガティブな自分に戻ってしまうという結果にもなります。
そして、また別の情報・・・別の方法・・・と、方法探しに明け暮れてしまうことになります。
そこで、今回は、数多くのインナーチャイルドを癒す方法を実践・検証してきた
自分軸カウンセラーの視点から、インナーチャイルドを上手く癒せない場合、考えられる5つの原因を挙げて説明をしたいと思います。
そして、効果が出るインナーチャイルドの癒し方として、大事な4つのポイントについてお話ししていきたいと思います。
Contents
インナーチャイルドを上手く癒せない5つの原因
まず、インナーチャイルドを癒す実践をしても、ナカナカ効果を得られない場合、考えられる原因が5つあります。
あなたの癒し方にも、そのうちのどれかが当てはまっているかもしれません。
ぜひ見直す参考になさって下さい。
癒すべきインナーチャイルドが、抽象的過ぎる
まず、考えられる1つ目の原因は、癒すべきインナーチャイルドがとても抽象的過ぎている場合です。
占いや書籍などでは、一般論としてだれにでもほぼ当てはまるインナーチャイルドが紹介されています。
「寂しがっているインナーチャイルドの相手をしてあげて癒しましょう」という具合に、とても抽象的なんです。
あなたが漠然と感じている「寂しい」「不安」というような感情を癒してみても、それはインナーチャイルドを癒すことにはならないからです。
その「寂しい」「不安」などのネガティブな感情の元となっているインナーチャイルドを癒す必要があるのです。
本当に癒すべきインナーチャイルドは、 あなたが幼い頃、親との関係で「こんな事がキッカケで、こんな感情を抱いた。」 「それを封じ込めた結果こんなネガティブな思い込みをしてしまった」と、 具体的な「間違った思い込み」を癒してあげないといけないのです。
「これこそが自分にとって負の連鎖の種だ!」と明確に感じられる、「間違った思い込み」を癒す必要があるのです。
癒すべき自分をイメージ出来ていない
2つ目の原因は、インナーチャイルドを癒す時に、 癒すべき自分をしっかりとイメージ出来ていない場合です。
インナーチャイルドを癒す際に、インナーチャイルドを持ってしまったキッカケとなった
幼い頃の場面に記憶をさかのぼっていくわけですが、その時のイメージがとても曖昧な場合、
きちんと癒しきることができません。
傷ついてしまった時の幼い姿の自分をイメージするなら、
どんな服を着ていて、何をしている場面で、どんな表情をしている? 誰に何をされた?
言われた? どう傷ついた?など、細かくイメージしていく必要があります。
そうでないと、どうしてあげれば、その頃の自分が癒されるのか?
本当はどうしてもらえる事を望んでいたのか? など、具体的な癒し方や癒せる言葉が見つけられないからです。
インナーチャイルドは、だれかに癒してもらえるものではありません。自分にしか出来ない事です。
なので、一般的な癒し方を当てはめるのではなく、 あなたが本当に癒され安心でき解放感を実感できる、具体的な癒し方や言葉を見つけることが大切なのです。
「傷ついた幼い頃の自分の姿・感情」とリンクできるまで、深く具体的なイメージが出来ていないと、効果のある癒しはできません。
インナーチャイルドを自分や親のせいにしている
3つ目の原因は、インナーチャイルドを癒す時に、自分や親のせいにしてしまっている場合です。
インナーチャイルドを癒すのは、自分を縛り付けている感情や思い込みから、自分を解放してあげる事が一番の目的です。
なのに、 インナーチャイルドを持ってしまっている自分を責めたり、親の責任にしてしまった時点で、インナーチャイルドはさらに強固に頑なになってしまいます。
だって、泣いている子どもに、「泣くな!」「こんな事をするからいけないんだ!」と責めれば、余計に泣きますよね。
幼い子どもに、「あなたの親が悪いんだ!」って責めたら、子どもは一層ショックを受けますよね。
ますます自分を責めます。
あなたがインナーチャイルドを持ってしまったのは、自分を守るために、幼いあなたには一番ベストな方法だっただけです。
そして、親も未熟だっただけのことなんです。
「だれも悪くないんだよ」という心理的な和解があってこそ、インナーチャイルドを緩めていけるんです。
自分で癒せる方法ではない
4つ目の原因は、自分で癒せる方法ではない場合です。 つまり、第三者に頼ることでしか癒せないという方法の場合です。
確かに、正しい癒し方や手順を最初に教えてもらうには、プロのセラピストやヒーラー・カウンセラーを頼りにされたら良いです。
けれど、その方法が、ずっと誰かに頼ってしか癒してもらえないというやり方だと、
本当に必要な時にインナーチャイルドを癒せないかもしれません。
インナーチャイルドを癒すのは、 ネガティブが発動してしまっている瞬間に癒すからこそ効果が出るんです。
常にセラピストやヒーラーに癒してもらう方法では、いつでもどこでも癒してもらえるわけではありませんので、本当に癒す必要がある的確なタイミングを逃してしまいます。
継続できる簡単な方法ではない
5つ目の原因は、その癒し方が継続できる簡単な方法ではない場合です。
インナーチャイルドは、何十年間もの歳月、自分が当たり前に無意識に発動し続けてきた、感情や思考・間違った思い込み癖ですから、
「一瞬」や「たった一回」で、簡単に癒し切れるものではありません。
なので、日常の中でネガティブが発動するたびに、インナーチャイルドを自覚するたびに、
その場で癒すということを繰り返していく必要があります。
なのに、あらためて時間を設けないと癒せない方法だったり、イチイチ手間のかかる方法だったり、自分では出来ない方法だと、肝心の時に癒せません。
その上、インナーチャイルドがすっかり癒されるまで、習慣的に実践が続かない。 中途半端に止めてしまった、という結果になりかねません。
効果が出るインナーチャイルドの癒し方 4つのポイント
では、本当に効果が出るインナーチャイルドの癒し方とは?
それには、必要な4つのポイントがあります。
これら4つのポイントは、先ほど挙げた5つの原因も解消できる要素が含まれています。
これらのポイントを満たしたやり方で、インナーチャイルドを癒していくと、「ホッとした自分」「楽な自分」になっていっている事を実感できるようになります。
さらには、ネガティブな感情があまり出てこなくなったり、前向きな自分に変わっていく事を実感できるようになりますよ。
癒すインナーチャイルドを明確に特定する
まず、1つ目のポイントは、癒すべきインナーチャイルドを明確に特定することです。
実は、インナーチャイルドの種類というのは、1つや2つではありません。
同じ「寂しい」感情を多発するインナーチャイルドでも、人によって、それぞれキッカケや「思い込みの種類」は異なります。
しかも、一人の人間に、いくつもの大小のインナーチャイルドが重なり合っている場合もあります。
なので、一回一回の癒しを実践する前に、 「今は、このインナーチャイルドを癒してあげよう」と、特定してやると、効果が上がります。
例えば、あなたが「寂しい」という負の連鎖を生んでいる現状なら、
「幼い頃に親があまりにも忙しくて、話しかけても無視をされた」というキッカケで、
「自分のことを分かって欲しい」という感情を我慢して抑え込んでしまった。
だから、無意識に「私は、邪魔者なんだ」「私は、重要な存在ではないんだ」という思い込みのインナーチャイルドを宿してしまった。
「このインナーチャイルドを癒してあげよう」と、明確に特定するのです。
このように、今も自分を繰り返し辛くしてしまっている種は「これだ!」「この間違った思い込みだ!」としっくり感じられるインナーチャイルドを明確に特定した上で、
その思い込んでしまった自分を癒していくと、あなたにとって本当に必要な癒しができます。
すぐに解消できる事を求めない
次に2つ目のポイントは、すぐにインナーチャイルドが解消できることを求めないことです。
あくまでも、発動すれば癒す、発動すれば癒すの繰り返しにのみ集中することです。
インナーチャイルドを癒していると、明確にスッキリできず、モヤモヤした感覚が生じる場合があります。
なぜなら、インナーチャイルドは、意識ができない潜在意識に刷り込まれているものだから、
はっきり自覚ができなくて当たり前なんです。
インナーチャイルドを癒している時というのは、例えるなら、油汚れに洗剤を振りかけている状態なので、その油汚れがジワ~ッと浮上するまでは、モヤモヤした状態になります。
けれど、一旦意識できる状態にまで浮上してくれば、「この思い込みが、私を苦しめていたんだ」「もう苦しまなくていいんだ」と自覚できていきます。
実は、自覚できた、気付けた時点で、もうそれは潜在意識のものではなくなるので、ほぼ解消できているってことになるんです。
だから、インナーチャイルドを癒す時には、何か一瞬で正解を求めようとしたり、すぐ解消できる事を求めるのではなく、安心してモヤモヤしましょう。
すると、ある日突然、「あ!!」と一気に雲が晴れるように、スッキリとする時が訪れますので。
インナーチャイルドは緩める
3つ目のポイントは、インナーチャイルドは緩めるということです。
インナーチャイルドを正しく矯正しようとしたり、前向きに押し付けようとするのではなく、
あくまでも緩めていくということを意識しましょう。
インナーチャイルド(間違った思い込み)は、大抵の場合、「自分は、〇〇〇〇してはいけない」というパターンが多いです。
例えば、「自分は愛を欲しがってはいけない」「自分は感情を出してはいけない」「自分には、価値がない」などです。
このようなインナーチャイルドを癒す際に、「あなたには価値がある」「どんどん愛を受け取りなさい」と無理に前向きに矯正するのは危険です。
そうではなく、あくまでも、頑なになっている思い込みを、共感し認めてあげる、許してあげる、緩めてあげるというやり方に徹しましょう。
「自分は愛を欲しがっちゃいけないって思っちゃったね。分かるよ。だって、欲しがっても与えてもらえなかったんだもね。諦めて当然だよね。」と共感する。
「でも、もう愛を欲しいと思ってもいいんだよ。愛は自分から手に入れてもいいんだよ。」
という具合に、間違った思い込みをほどいてあげましょう。
「〇〇になっていいんだよ」と許可してあげるように癒してあげましょう。
いつでもどこでも手軽に出来るパターンを作っておく
最後に4つ目のポイントは、いつでもどこでも手軽に出来る癒しパターンを作っておくことです。
インナーチャイルドは、日常のどんな場面で、いつ・どのように発動するか分かりません。 しかし、インナーチャイルドを意識していると、ある一定の自分の発動パターンが分かってくると思います。
その時のために、こんな場合のインナーチャイルドには、「この癒し方法」「この癒し言葉」というように、パターンごとにピッタリとした対処法を作っておくといいですよ。
パターンごとの対処法を持っておくと、突然のネガティブに振り回されず、冷静に自分への言葉掛けだけで、その場その場で的確にインナーチャイルドを癒してあげることが出来るからです。
あなたのインナーチャイルド「間違った思い込み」が、繰り返し自然と潜在意識で書き換わっていくので、徐々にネガティブな発動をしなくなっていくんです。
「腹が立たなくなった」「孤独を感じなくなった」「自己否定が減った」など、
気が付けばあなたのネガティブな思考癖・感情癖まで変わり、生き方や人生の循環まで変わっていくんです。
だから、特別な時間を設けて誰かに頼ってインナーチャイルドを癒す方法ではなく、
いつでもどこでも瞬時に、あなた自身でインナーチャイルドを癒してあげられる、
そんなあなただけの工夫した対処法を持っておくと、効果はみるみる出てきますよ。
まとめ
今回は、「インナーチャイルドが上手く癒せない5つの原因」と
「効果が出るインナーチャイルドの癒し方に必要な4つのポイント」についてお話をしてきました。
どんなに素晴らしいインナーチャイルドの癒し方法を実践してみても、癒すポイントがズレてしまっていたり、自分で簡単に継続出来ないやり方だと、本当に望む効果が出ないということがお分かりいただけたでしょうか?
上手く癒せていないと感じるのなら、まず、その癒し方に見落としている原因はないだろうか?
大切なポイントをちゃんと満たしている癒し方が出来ているだろうか?
そこに留意して、焦らずインナーチャイルドをじっくり癒してあげて下さい。
きっと、ある日突然、「この私で良いんだ!」という溢れるような自信や自己愛・解放感を実感できるようになりますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます💖